名曲ばかりなので聴きたくなった
ご訪問ありがとうございます。
芸術の秋に相応しく、大阪では素敵なコンサートや絵画展の開催が次々
です。新型コロナが一段落(?)して、芸術の世界にも活気が戻って来た
ようです。
先日、ザ・シンフォニーホールへ相方とコンサートを聴きに出掛けました。

グリーグ ♪ピアノ協奏曲
ピアノ 松田華音
グリーグと言えば、♪「ペールギュント」の朝のメロディーが真っ先に
浮かんでくる。
♪「ピアノ協奏曲」は、自宅で古いレコード(オスロ・フィルハーモニー
交響楽団)を偶に聴く程度で、生演奏は初聴きだった。

曲の出だしが印象的
ピアノの「チャン、チャ、チャ、チャン」は、誰もが何処かで聴いたこ
とがある有名な出だしだ。
ピアノが軽快なリズムを刻んで、それからゆっくと静かな主題を奏でる。
グリーグらしい美しい旋律で、彼の祖国ノルウェーのことは未知だが、
広大な自然やフィヨルドなどが想起させられた。
グリーグ(1843-1907)は、スメタナ(1824-1884)♪「モルダウ」やドヴ
ォルザーク(1841-1904)♪「新世界から」と時代が重なり、3人に共通
するのは、祖国の自然や大地の美しさを音楽に取り入れていること。
こういう音楽は、国籍を問わず心地よくからだに入ってくるので好い。
ピアニストの松田華音さんは、6歳のときモスクワの音楽学校に入学。
2021年にモスクワ音楽院(大学院)を修了するまで、約20年間をロシ
アで過ごし、技術を磨き、経験を積まれたようだ。
第一楽章の終盤は、松田さんの腕の見せどころ。いわゆる<ガデンツァ>
が長く続く。オーケストラはお休み、指揮者も棒を振らない。
松田さんの指が、鍵盤の端から端まで、飛び跳ね、撫でるように動き回る。
からだ全体を使って美しい音色を生み出している。
繊細で力強い弾き方、驚くほどの体力、プロの凄さを感じた。

メンデルスゾーン ♪ヴァイオリン協奏曲
ヴァイオリン 南紫音
メンコン(通称)は、哀愁を誘うメロディーが何とも心を惹きつける。
演奏を聴きながら、旋律が次々と浮かんでくるので気持ちよく乗っていける。
南紫音さんは、数々のコンクールで賞を獲得し、プロの世界に進むも悩み続け
た10年。何のために弾くのかよく分からなくなったとき、偉大な音楽家の
遺した言葉に衝撃を受けて気付きを得たとのこと。そういう深い悩みを乗り越
えて頑張っておられるのが凄い。
5年間使用したストラディバリウスを返却したので淋しいとも語っておられた
が、そのことを微塵も感じさせない素晴らしい演奏だった!
開演前のステージ

サン・サーンス ♪「交響曲第3番 オルガン付き」
オルガン 富田一樹
パイプオルガンは初聴き。
巨大な楽器だから、なるほど、舞台にはない。
舞台中央の高い所にある部屋の中に設置されており、冨田一樹さんの弾く姿
は、よく見れなかった。
冨田さんは「交響曲にオルガンが入るのは珍しいが、曲の各所に効果的に織
り込まれており素晴らしいですよ」と語っておられた。
曲の節目、節目でパイプオルガンのブァーン・・・という壮麗な響きが聴こ
えて、演奏に重厚さを加えているように思えた。

ガラ・コンサート
ガラの通り、有名な音楽家が勢揃い。服装も多様でいつもの一つの楽団とは
違った雰囲気。総勢約80名だから演奏に迫力があった。
それぞれの演奏に、ブラボー!!の声、拍手、拍手が鳴りやまない。
素晴らしいコンサートだった。心地よく帰路に就くことが出来た。
ご覧いただきありがとうございました。