逃走中 人工島編 Part6 | コジコジハルのクロノスゲーム

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主に自作の逃走中を載せています。

 
 
 
ミッション終了時間が目前と迫っていた。
まだミッションをクリアしていないのは2人となった。
 
 
 
 
 
 
長田「あとちょっとか。」
文田「これって全員行けたのか?」
 
 
 
残り75分になると警備ロボが指紋を認証していない逃走者の捜索を始める。
見つかれば音を鳴らしてハンターを呼び寄せてしまう。
 
 
 
 
 
 
 
鈴木「・・・・・・どこ?」
佐野文哉からの情報でドリームブラザーズに急ぐ鈴木夢。
 
 
 
 
 
志田「・・・・・・全然ない。」
ショッピングモール内をくまなく探す志田音々。
 
 
 
 
 
 
エリアには4体のハンター。
見つからずに装置にたどり着けるか?
 
 
 
 
 
 
鈴木「・・・・あの店だ!」
ようやくドリームブラザーズの前にたどり着いた鈴木。
店の前にある装置を確認する。
鈴木「ここで大丈夫だよね?」
装置に指紋を認証する。
 
 
 
 
 
 
鈴木夢   ミッションクリア
 
 
 
 
 
 
これで鈴木は警備ロボに通報されることはなくなった。
 
 
 
 
 
 
 
ミッション終了まで残り1分
 
 
 
 
 
志田「・・・・どうしよう時間ないよ~。」
まだミッションクリアできていないのは志田音々のみとなった。
間もなく警備ロボが認証していない逃走者の捜索を始める。
 
 
 
 
 
 
 
八村「・・・・ミッション終わりました?」
志田「まだです。」
志田が八村倫太郎と合流。
八村「こっちに装置ありましたよ。」
志田「本当ですか?」
八村は志田を装置まで案内する。
 
 
 
 
 
 
 
松尾「・・・・みんな終わったか?」
伊原「間に合わなかった人がいたらどうしよう?」
他の逃走者はミッション終了の時を待っていた。
 
 
 
 
 
 
 
八村「ここです。」
志田「あった!」
八村の案内で指紋認証装置に到着。
志田は急いで指紋を認証する。
 
 
 
 
 
 
志田音々 ミッションクリア
 
 
 
 
 
志田「間に合った~助かりました~。」
ギリギリのところで助かった。
八村「よかったです。」
 
 
 
 
 
 
ミッションの結果が逃走者に伝えられる。
長田「・・・ミッションの結果が逃走者全員が指紋を認証することができた。」
根建「これにより警備ロボに通報されることはなくなった。」
佐野「よかった。全員助かった。」
 
 
 
 
 
 
警備ロボは逃走者を不審人物と認証することはなくなった。
 
 
 
 
 
 
 
佐野「・・・・あれ?あそこに人がいる。」
佐野文哉の前に2人の男が歩いてきた。
?「・・・ん?お前見かけない顔だな。」
?「この島の住民か?」
2人の男は佐野に話しかける。
佐野「初めまして佐野文哉といいます。」
?「聞いたことないな~。俺はフジワラアユムっていうんだ。こっちは弟のユージンだ。
ユージン「初めましてユージンです。」
佐野「ご兄弟なんですか!」
アユム「ああ、俺たちはこの近くにあるドリームブラザーズっていうか店をやってるんだ。」
佐野「あれ?それってさっき見た店だ!」
ユージン「もしダイビングに興味あれば店に遊びに来てください。」
アユム「それじゃあ俺たちはダイビングに行かなきゃならないからこの辺で。」
アユムとユージーンの兄弟はその場を後にした。
佐野「・・・ダイビングってことは海に潜ったりするのかな?」
 
 
 
 
 
 
 
文田「ここ学校だ❗️」
囲碁将棋文田が訪れたのは島にある公立中学校だ。
文田「入っていいのかここに?」
島の中の施設は自由に出入りできるようになっている。
文田は校門から中に入っていく。
校内には生徒たちの姿もある。
文田「結構大勢いるな~。」
生徒たちは文田の様子を眺めているのだった。
文田「・・・・気のせいか女の子ばっかりだな。」
 
 
 
 
 
 
 
長田「あの人たち何やってるんだ?」
チョコレートプラネット長田の前に2人の男女が歩いていた。
2人は手を合わせて見つめあっている。
?「それじゃあ。」
2人はしばらくして別々に歩いていった。
長田「すみませ~ん。」
長田は男性の方に声をかける。
長田「今何されてたんですか?」
?「ああ、友達の女の子なんですけど今度の休み仲間と遊びに行き予定なんですがそのお金を渡していたんです。」
長田「渡していた?でもお金を渡すやり取りには見えなかったけど。」
?「いえ、ちゃんと500エイシアを支払いましたよ。」
男性はそういって去っていった。
長田「・・・手合わせしてだけだったけどな~いつお金なんて渡してたんだ?」
 
 
 
 
 
 
 
 
人工島では住民たちの電脳化に伴い電子マネーが主流となっている。
エイシアと呼ばれる通貨によって島での買い物が行われており電脳化した人間同士であれば支払いをスムーズに行うことができる。
 
 
 
 
 
 
 
その頃、電理研の施設内では久島永一朗と蒼井ソウタが話をしていた。
久島「どうやら怪しいと思っていた人物は全員住民登録があったそうだな。」
ソウタ「ええ、なぜ最初にデータが検出されなかったのかは不明ですがひとまず怪しいところはないようです。」
久島「まあそれならいい。とにかく何かあればすぐに対応できるように。」
ソウタ「はい。」
蒼井ソウタはそういって去っていった。
久島「・・・まさかまた波留に頼まなければならない事態にならねばいいが。」
 
 
 
 
 
 
 
その様子を見ていたクロノス社の司令室では?
青山「どうやら危機は脱したようですね。」
月村「ああ、どうやら今回ゲームの要になるあれを逃走者に伝えても大丈夫そうだな。」
ゲームマスター月村サトシは逃走者に通達を送る。
 
 
 
 
これが逃走者の運命を大きく左右することとなる。