逃走中 エルバール王国編 Part2 | コジコジハルのクロノスゲーム

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主に自作の逃走中を載せています。

 
 
 
駒野「・・・・ハンターってどこからでも来るんだっけ?」
エリアを見渡しながら歩いているのは、元サッカー日本代表のディフェンダーでW杯にも出場したレジェンド駒野友一。
駒野「・・・・90分・・・サッカーの試合と同じ時間逃げ切ればいいわけか。絶対に逃げ切って見せる。」
果たして逃走中もフル出場を果たせるか?
 
 
 
 
 
 
 
くるま「・・・・どこから来るのかわからない恐怖ってこういうことか。」
昨年のM-1グランプリで芸歴最年少優勝を果たした令和ロマンの高比良くるま。
初めて体感する恐怖に胸が高まる。
 
 
 
 
 
ケムリ「隠れていよう。」
一方、相方の松井ケムリは建物の影に身を隠す。
ケムリ「90分あるわけだから序盤に体力消耗するわけには行かないからな〜。」
今後に備え体力を温存させる作戦だ。
 
 
 
 
 
 
 
ハンターはエリアをくまなく捜索する。
隠れていようと歩いていようと見つかる可能性はある。
 
 
 
 
 
 
 
阿部「・・・・結構人が多い。」
9人組人気アイドルグループ「Snow Man」のメンバー阿部亮平。
高学歴でクイズ番組でも活躍している。
阿部「結構発展した街だな。」
北エルバール大陸の中心地でもあるエルバール王国には他の町から来た住民の姿もある。
その中からハンターが姿を現す可能性もある。
阿部「とにかく住民の人の中にハンターが紛れてたら厄介だな~。」
 
 
 
 
 
 
せいや「・・・・ここなんや?」
町中を歩く霜降り明星のせいや。
やってきたのはエルバール王国にある教会だった。
教会の前にはエルバール王国や外の町での事件やお知らせが書いた紙が貼られている。
せいや「色々あるな~「魔物大量出現の予測あり」「エルバールを救った英雄同士の結婚」「フロリア様から近日お知らせあり」これなんか関係あるんちゃう?」
 
 
 
 
 
 
鎮西「・・・・あそこで人が集まっている!」
昨年の日本レコード大賞新人賞を受賞した注目のアイドルグループ「FRUIT ZIPPER」のメンバー鎮西寿々歌。
向かう先で人だかりを発見する。
その中心には何やら紙を持った男が話をしていた。
?「皆さんこの紙はただの紙ではございません。これはフロリア様の母上でもありますファルミア様が作曲されたといわれる「Lost Memory」の楽譜。この名曲をフロリア様は国中に聞いていただきたいと楽譜を配布するというお達しがありました。近日皆さんにこの名曲をいつでも弾ける楽譜が手に入るでしょう。」
男の言葉に住民たちは拍手するのであった。
鎮西「・・・・Lost memory?どんな曲なんだろう?」
 
 
 
 
 
 
?「フロリア様のお知らせって何かしら?」
?「楽しみね~。」
ハリー「・・・・フロリア様?」
住民たちの話を耳にするのはハーフタレントのハリー杉山。
マラソン大会にも出場する体力自慢でもある。
ハリー「フロリア様というのは?」
ハリーは住民に話を聞く。
?「フロリア様といえばこのエルバール王国の王女様ですよ。20年ほど前に国王を亡くしてから公務をこなしてきたとても素晴らしい方なんですよ。」
?「最近までちょっと色々あったみたいですが今では母上であるファルミア様と共にエルバール王国発展のために頑張っていますわ。」
ハリー「王女様か~ぜひ会ってみたいな。」
?「それでしたらこの先にエルバール城があるので行ってみたらどうですか?」
?「城は庶民の私たちでも入ることができますので。」
ハリー「じゃあ機会があれば。」
ハリーはその場を後にするのだった。
 
 
 
 
 
 
酒井「・・・・・どうしよう~まだ始まったばっかで緊張がすごい。」
ザ・マミィ酒井は建物の裏に身を隠しながら震えていた。
酒井「何としても自首したいからこれを死守しないと。」
酒井の手には自首志願書がある。
これを自首スポットに持っていけばその時点までの賞金を獲得できる。
酒井の取っては命と同じ価値のある大事なものだ。
酒井「・・・・でも早くお金たまってくれないかな~。」
自首のためにも大量の賞金が欲しい。
 
 
 
 
 
その頃、クロノス社の司令室では?
青山「・・・そろそろこのゲームの仕掛けをお知らせしようかしら。」
ゲームマスターの青山シズカが最初の仕掛けを発動しようとしていた。
?「おやおや、君が今回のゲームを指揮しているのですか?」
とそこへシルクハットを被った1人の男が現れる。
青山「・・・あなたは確か管理部の!」
?「ええ、若月シオンです。」
現れたのはクロノス社の管理部に所属している若月シオンだ。
青山「なぜあなたが?」
若月「ちょっと大事なお知らせを月村君にしようとしたんだけど。どうやら不在みたいだね。」
青山「ええ。まだ帰ってきてませんが。」
若月「まったく、一刻も争う事態だというのにどこで油を売っているのやら。」
?「それはあなたも同じでしょ。」
さらにそこへ1人の女性が現れる。
その姿を見た若月は固まる。
青山「・・・ハルさん!!」
彼女は逃走中の開発者月村サトシの師匠的存在で現在はクロノス社幹部の1人である月光ハルだ。
ハル「あなたの持ち場は管理部でしょ。とっとと持ち場に戻りなさい。」
若月「し、失礼しました~~~~!!」
若月はその場を後にする。
青山「・・・あ、あの~~。」
ハル「あなたゲームの進行をしているのでしょ?さっさとしなさい。」
青山「はい。」
青山シズカは大慌てで仕掛けを発動。
 
 
 
 
 
エリアの一角に大量の楽譜が置かれたテーブルが設置された。
これが今回のゲームのカギを握る。