逃走中 東野町編 Part19 | コジコジハルのクロノスゲーム

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主に自作の逃走中を載せています。

 
 
 
槙野智章と国本梨紗は丹羽大助の居場所を入手した。
無事に彼の元に辿り着きミッションへの協力を持ち掛けられるか?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
安斉「・・・・この家?」
安斉星来は日渡怜からの情報から海沿いの町にある丹羽家の前にやってきた。
安斉「誰かいればいいけど。」
安斉はインターホンを鳴らす。
トワちゃん「はーーいどなたですか?」
玄関から顔を出したのはこの家で使用人として働く永遠の標だった。
安斉「・・・・丹羽さんの家ってここですか?」
トワちゃん「ええそうですが・・・・どちら様ですか?」
安斉「あ、初めまして安斉星来といいます。」
トワちゃん「あら、可愛らしい方ですわね?私はこの家で働いてますトワちゃんといいます。気軽にトワちゃんと呼んでいただいて結構ですわ。」
安斉「はい・・ところで家の人は?」
トワちゃん「申し訳ございません。皆さん今日はお出かけのしてらっしゃいますの。」
安斉「え?じゃあどちらに?」
トワちゃん「そうですわね・・・そういえば小助さんと笑子さんはもうじき帰ってくる頃ですわ。」
安斉「どんなひとですか?」
トワちゃん「ちょっとお待ちください。」
トワちゃんは一度家に入る。
戻ってくると1枚の写真を持ってくる。
トワちゃん「この方たちが小助さんと笑子さんです。」
そこには仲睦まじい様子で映っている2人の姿があった。
安斉「この人たちがそうですか?」
トワちゃん「ええ、とっても仲のいいご夫婦ですわ。もしかしたらここから駅に向かうどこかの道を歩いているかもしれませんわ。」
安斉「わかりました見てきます。」
安斉は永遠の標からの情報を頼りに小助と笑子を探しに向かう。
安斉「・・・・待って!!」
だが向かう先にドローンが飛んでいた。
慌てて建物の陰に隠れる。
ドローンは路地裏に入っていった。
安斉は警戒しながら先を進む。
 
 
 
 
 
 
そのドローンは路地裏を中心に逃走者を探している。
岩永「・・・誰も知らなそうだな。」
その近くに純烈岩永洋昭の姿があった。
 
 
 
 
 
ビービービー
 
 
 
 
 
 
 
ドローンが岩永を見つけた。
岩永「こんなところにいるのか!」
慌てて逃げ出す岩永。
だがハンターが音に反応。
岩永「・・・・マジか!」
岩永が逃げる先から現れた。
 
 
 
 
 
 
 
残り30分10秒    岩永洋昭確保   残り9人
 
 
 
 
 
 
 
 
岩永「・・・・ハンターもドローンもやばすぎだって・・・」
ドローンの脅威が再び逃走者に襲い掛かった。
 
 
 
 
 
 
 
 
藤森「・・・・岩永さん確保!!ついに残り人数が1桁になったか。」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
佐野「・・・・そっちどうですか?」
ミッションに動く佐野勇斗が槙野智章と国本梨紗に合流。
槙野「ちょうど1人協力してくれる人がいました。」
槙野たちは東野第2中学校にいる丹羽大助に協力してもらえることになっている。
佐野「その学校ってすぐそこの?」
国本「あそこですね。」
3人は東野第2中学校の校門前にやってきた。
そこに1人の少年が立っている。
大助「・・・・もしかしてあの人たちかな?」
彼こそ丹羽大助だ。
大助は3人に声をかける。
大助「あの~丹羽大助ですけど。」
槙野「君が大助君!」
大助「僕に何か用ですか?」
槙野「困っていることがあるんだけど一緒に駅まで来てもらっていいかな?」
大助「駅ってケーブルカーの?よくわかりませんけど力になれるなら協力します。」
国本「よかった。」
槙野「じゃあ大勢で行くと危ないので。」
代表して槙野が大助を駅まで連れていく。
無事にたどり着けるか?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
安斉「・・・・・いないな~~。」
丹羽家を後にした安斉は駅に向かう途中を慎重に歩いていた。
この道中に小助さんと笑子がいるかもしれないということもあり見逃さないようにしている。
そしてエリアにはドローンが飛んでいる。
見つかったらハンターが確保に向かう。
安斉「・・・・・いた!!」
目の前に手をつないで歩く小助と笑子を見つける。
安斉は急いで2人の元に駆け寄る。
安斉「突然すみません。」
小助「おや?どちらさんですか?」
安斉「安斉星来といいます。丹羽さんですよね?」
笑子「そうですが何かご用?」
安斉「お願いがあるんですけど。一緒に駅にある装置まできてもらっていいですか?」
小助「駅にある装置・・・・もしかしてあれのことかな?」
笑子「ああ、駅を出たところにある手形があるあれのこと?あれってあなたに関係あることなの?」
安斉「ちょっといろいろ。」
安斉は状況を簡単に説明する。
安斉「なのでちょっと協力してほしくて。」
笑子「そういうことなら私が行くわ。」
小助「大丈夫かい?」
笑子「ええもちろん。」
笑子が駅まで向かってくれることになる。
安斉「すみませんがよろしくお願いします。」
安斉は笑子と共に駅まで向かう。
 
 
 
 
 
 
 
江口「・・・行ってくれてるみたいだ。」
その様子をどぶろっく江口が近くで見ていた。
江口「じゃああとは彼女に任せて隠れていようか。」
安斉にすべてを託し自身は安全のため隠れるようだ。
だがその近くにハンター。




江口にピンチが訪れようとしていた。