逃走中 東野町編 Part18 | コジコジハルのクロノスゲーム

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主に自作の逃走中を載せています。

 
 
エリアに出現したドローンは逃走者を見つけ次第音を出しハンターを呼び寄せる。
逃走者たちはドローンを消滅させるためにミッションに動く。
 
 
 
 
 
 
 
ドローンを消滅させるにはエリアにいる丹羽家の協力が必要だ。
逃走者たちは丹羽家に関する情報を探していく。
 
 
 
 
 
 
 
槙野「・・・・・・そっちどうですか?」
槙野智章と国本梨紗が合流。
国本「私さっき情報をつかんだんですけど。」
国本は丹羽家の丹羽大助とその恋人に関する情報を聞き出していた。
そのことを槙野に伝える。
槙野「つまりその原田さんっていう女の子から居場所を聞き出せるってこと?」
国本「そういうことです。」
槙野「その原田さんってどこにいるのかな?」
国本「・・・・あああ~~聞いてなかったです~~!!」
肝心の居場所を聞き逃していた。
槙野「とりあえず聞いてみようか。」
槙野は近くにいる男性に声をかける。
槙野「すみません。丹羽さんって人か原田さんっていう女の子のことしりませんか?」
?「・・・・ああ、原田さんというと中学生の女の子の?」
槙野「ご存じですか?」
?「原田さんならこの先の橋のところにいるのを見ましたよ。」
槙野「本当ですか!」
新たな情報を入手。
橋の上にいるという原田の元に急ぐ。
国本「ちなみにどんな子ですか?」
?「ああ、髪が長いかわいらしい子だよ。行けばすぐにわかるさ。」
国本「ありがとうございます。」
2人は橋を目指す。
?「・・・・あれ?そういえば原田さんって・・・・勘違いじゃなきゃいいけど。」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
一方、海沿いの町でも丹羽家に関する情報収集を行っていた。
安斉「すみません。」
安斉星来は目の前を歩く眼鏡をかけた中学生の男の子に声をかける。
安斉「あの~丹羽さんって知ってます?」
?「・・・・丹羽?もしかして丹羽大助君のことですか?」
安斉「はい確か丹羽大助君って子がいるって。」
?「僕は日渡怜といいます。その丹羽大助君は同級生です。」
安斉「本当!居場所知ってる?」
日渡「居場所というか住所なら知ってます。」
日渡という少年は地図を取り出す。
日渡「・・・ここが住所です。ここに行けば誰かはいるかもしれません。」
安斉「どうもありがとう。」
お礼を言って安斉は去っていく。
日渡「・・・・どうして丹羽のことを?まさか何か探りに来たんじゃ?」
そういうと日渡は安斉の後を追う。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
武知「・・・・・どうもすみません。」
一方、新市街地で情報収集を行う武知海青。
その近くにドローンが接近。
武知「誰に聞こうかな?」
ドローンが武知の姿を捕えた。
 
 
 
 
 
ビービービー
 
 
 
 
武知「嘘だ!!」
ドローンの音に驚いた武知はすぐに逃げる。
一方ハンターも音を聞いて確保に向かう。
武知は曲がり角を使ってドローンを巻く。
ドローンは武知を見失う。
そしてハンターも武知の姿を捕えることなく去っていく。
武知「・・・・・今のはやばかった。」
いち早く逃げたことでドローンとハンターから逃れることができた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
槙野「・・・・・ここかな?」
槙野と国本は情報を頼りにエリアにある橋の上にやってきた。
槙野「髪の長い可愛い中学生の女の子って・・・・」
国本「・・・もしかしてあの子!」
2人の視線の先にそれらしき中学生の女の子がいた。
2人はさっそく声をかける。
国本「すみません。原田さんですか?」
?「私?そうですけど。」
槙野「ちょっとお聞きしたいんですが丹羽大助くんは今どこですか?」
?「丹羽君ですか・・・・今は梨紅とデートをしていると思います。」
国本「・・・梨紅って?」
?「梨紅は丹羽君と付き合ってるんですよ。」
槙野「付き合ってる・・・・あなたは丹羽君の彼女ではない?」
?「いいえ、私は梨紅の双子の妹の原田梨紗です。」
この少女は丹羽大助の恋人原田梨紅の妹の原田梨紗だ。
国本「勘違いだったってこと?」
槙野「いや、でもお姉さんがどこにいるかはご存じですか?」
梨紗「ちょっと待ってください。電話で聞いてみます。」
梨紗は梨紅に電話をかける。
 
 
 
 
 
 
 
 
その原田梨紅は丹羽大助と東野第2中学校の校門前にいた。
梨紅「あれ?梨紗からだ!」
梨紅は電話に出る。
梨紗「もしもし梨紅、今どこにいるの?」
梨紅「今?学校の前にいるけどどうしたの?」
梨紗「今スポーツマンみたいなかっこいい男の人と髪の長いきれいな女の人が丹羽君を探してるみたいなの。」
梨紅「丹羽君を?なんで?」
梨紗「さあ?でも困ってるみたいだし。」
梨紅「そうなんだ。じゃあ丹羽君に協力してもらうように頼んでみるよ。」
梨紗「いいの?デートなんでしょ。」
梨紅「いいよ。デートならまたできるし。丹羽君はきっと困ってる人がいたら助けるだろうし。」
梨紗「そう、じゃあお願いね。」
そういって電話を切る。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
梨紗「・・・・丹羽君たちはこの先にある私たちの通う中学校にいるみたいです。声をかけたら協力してくれるみたいですよ。」
槙野「本当!助かった。」
国本「おかげで何とかなります。」
2人はお礼を言って東野第2中学校に向かう。
果たして無事に丹羽大助と出会えるのか?
 
 
 
 
 
 
国本「・・・・そういえばさっきの女の子梨紗って言ってたけど・・・」
槙野「おれ?同じ名前!」
国本「偶然だと思いますけど・・・・」