逃走中 東野町編 Part16 | コジコジハルのクロノスゲーム

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主に自作の逃走中を載せています。

 
 
ケーブルカーで海沿いの町に向かう逃走者たち。
だがハンターの脅威が迫りつつあることをまだ知らない。
 
 
 
 
 
 
 
熊元「着いた〜。」
紅しょうが熊元プロレス、岩永洋昭、杉谷拳士、安斉星来が海沿いの町に到着。
岩永「とりあえずどうしますか?」
安斉「この後も何かありそうですし。」
そんな逃走者の近くにハンターが接近。
杉谷「ひとまず体力を回復しておかないと。」
見つかった。
熊元「・・・・ハンターーーー‼️」
ハンターに気づき散り散りに逃げる。
標的となったのは?
杉谷「俺かーーー❗️」
杉谷だ。
元プロ野球選手の意地で必死に逃げる。
杉谷「ちくしょーーーー❗️」
だがハンターはそれを上回る速さを見せつけた。
 
 
 
 
 
 
 
残り46分40秒  杉谷拳士確保  残り11人
 
 
 
 
 
 
杉谷「こんなところで終わっちまうなんて〜。」
アスリートとはいえハンターは簡単に振り切れない。
 
 
 
 
 
 
 
安斉「・・・ああ〜杉谷さん❗️」
佐野「ええ‼️杉谷さんが確保された❗️」
藤森「一応あの人元プロ野球選手なんだけどこんなところで捕まるか?」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
?「ねえねえアイスアンドスノウ読んだ?」
?「もちろん、今日のイベントのために読み直したよ。」
?「やっぱり素敵なお話だよね~。」
?「私もあのお話しみたいに素敵な人に出会いたいな~~。」
三山「・・・・・今の話気になるな。」
エリアを歩く三山凌輝は小学生の女の子たちの会話を耳にする。
三山「アイスアンドスノウってさっきそんな名前のイベントあったな。」
 
 
 
 
 
 
 
 
佐野「・・・そういえばこのアイスアンドスノウってなんだろう?」
同じころ、佐野勇斗は先ほどイベント会場前で入手したアイスアンドスノウのお話が気になりだす。
佐野「ちょっと読んでみようかな?」
佐野はQRコードで読み込んだ情報を開く。
そこにはアイスアンドスノウの大まかなお話の内容が書かれている。
 
 
 
 
 
 
・アイスアンドスノウ
 
 大昔ある国に領主の息子エリオットと村娘のフリーデルトがいた。二人は身分は違うが惹かれあっていき恋人となった。ある時エリオットは戦争によって命を落としてしまう。悲しみに暮れたフリーデルトは神に対し自らの時間をエリオットにささげてほしいと願った。その願いによってフリーデルトの時間はエリオットに与えられエリオットは生き返る。だがエリオットはフリーデルトの願いを知り今度は自分の時間をフリーデルトに返してほしいと神に願う。2人の思いを知り神はフリーデルトとエリオットの魂を引き合わせるのだった。そして2人の残された時間は2人の住んでいる村に与えられたのだった。
 
 
 
 
 
 
 
佐野「・・・・何これ・・・めっちゃいい話じゃん。」
佐野は内容を見て感激する。
佐野「これは人気出るわ~~。」
そんな佐野のそばを中学生の男女2人が通り過ぎていったが佐野は気づくことはなかった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
そんな中学生の2人は仲睦まじい様子で歩いていた。
?「なかなかよかったね丹羽君。」
?「そうだね梨紅さん。」
男の子の名は丹羽大助。東野第2中学校に通っている中学生。
そして美術館でデートをしていた丹羽小助と丹羽笑子の息子だ。
そして女の子の名前は原田梨紅。
大助と同じ学校に通う同級生であり1年ほど前から交際している恋人である。
大助「そういえば、これから学校で絵を描く予定だっけ。」
梨紅「うん。丹羽君に絵を教えてもらわなくちゃね。」
大助はよく絵を描いており最近は梨紅にも絵を教えている。
梨紅「じゃあ早く行かないとね。」
大助「ちょっと~そんなに慌てなくても~。」
梨紅は大助の手を握ると大急ぎで走っていく。
 
 
 
 
 
 
 
 
そんな様子を1人の人間が陰で見ていた。
?「・・・・・・そろそろ動くとするか。」
彼は先ほど嘆きのルチルを喫茶店に置いた男でもある。
?「さて、どうなるか。」
そういうと気づかれないように2人の向かう東野第2中学校に向かっていく。
 
 
 
 
 
 
 
その様子を見ていたクロノス社の司令室では?
月村「・・・・どうやらこのエリアの学校で何やら波乱が起きそうだな。」
青山「どうされますか?もしゲームに影響を及ぼすことが起きたら?」
月村「その前にこちらで対処するとしよう。ミッションは予定していたものを使う。」
そういうとゲームマスター月村サトシはミッションを発動。
 
 
 
 
 
 
エリアにドローン2機が転送される。
この後逃走者にさらなる恐怖が訪れる。