ハンター2体に挟まれてしまった本田真凛。
絶体絶命の大ピンチだ。
本田「・・・・・どうしよう・・・逃げられない。」
本田のいる場所には隠れられるスペースはない。
そしてハンター2体は本田にどんどん接近している。
このままでは確実に見つかってしまう。
本田「・・・・・・・こうなったら・・・」
本田は一か八かの作戦に出る。
広い廊下の方に向かっていく。
向こうからやってきたハンターに見つかった。
本田「・・・いける。」
本田は広い廊下を利用してハンターを交わそうとする。
本田「・・・・ダメだ~~。」
しかしすぐに追いつけれてしまった。
残り4分16秒 本田真凛確保 残り2人
本田「・・・・ハンターすごい・・・」
現役アスリートをもってしてもハンターとの真っ向勝負には敵わなかった。
澤部「・・・あああああ!!本田さん確保!!」
牢獄一同「ええ~~~~!!」
原田「マジで!!」
西山「フィギュアスケーターなのに!!」
布川「残ってるのは・・・俺と高橋君だけ!!」
残ってるのは高橋文哉とトムブラウン布川の2人となった。
逃げ切れば156万円獲得できる。
吉村「・・・・・これ高橋君ならいけると思う。」
澤部「仮面ライダーでしたもんね。」
菊田「子供たちのためにも絶対逃げ切りたいはず。」
高橋「・・・・マジで緊張してきた。」
仮面ライダーとしてかっこいいところを見せたい高橋文哉。
高橋「最後まで全力で逃げ切って決めたいと思います。」
果たして子供たちのヒーローとして最後まで逃げ切ることができるのか?
澤部「逆に布川さんが逃げ切ったらすごいことですよ。」
みちお「大番狂わせですよこれは。」
サーヤ「見れるのかな?」
布川「・・・・こうなったら最後までやってやるさ。」
予想に反してここまで逃げ延びたトムブラウン布川ひろき。
布川「布川でもここまでやるんだぞってところを見せつけてやる。」
果たして大番狂わせを起こせるのか?
対するは4体のハンター。
捕まれぼ賞金は0となる。
布川「・・・・・大丈夫だよな?」
教室の中で身をかがめる布川。
見つからずに最後まで隠れ続けられるのか?
高橋「・・・・・どこから来るのかな?」
一方の高橋は見通しのいい中庭にやってきた。
ここでいつでもハンターが来てもいいように備える。
そんな中逃走者にハンターが接近。
布川「来るな・・・来るな~~。」
高橋「うわ~~どうなんだこれ?」
見つかったのは?
布川「・・・・来た~~~!!」
布川だ。
教室に入ってきたハンターに気づいて慌てて廊下に逃げる。
しかしハンターとのスピードの差が歴然としていた。
残り1分56秒 布川ひろき確保 残り1人
布川「ちくしょ~~~~~。」
ハンターはエリアをくまなく捜索する。
安全な隠れ場所などない。
澤部「・・・布川さん確保!!」
牢獄一同「ああ~~~~。」
吉村「大番狂わせならずか・・・」
みちお「マジか~~。」
高橋「・・・・あと俺だけ?」
残る逃走者は高橋文哉ただ1人。
ゲーム終了まで残り1分になろうとしていた。
生見「あと1人。」
澤部「高橋文哉くんだけです。」
しんいち「行けるぞこれは。」
ゲーム終了まで残り1分
高橋「早く終わってくれ~~。」
逃走成功を願う高橋。
逃げ切れば156万円だが捕まれば0となる。
高橋「・・・・来てる?」
そんな高橋の近くにハンター。
高橋「来てるじゃん!!」
いち早く気づきその場を離れる。
ゲーム終了まで残り30秒
高橋「・・・・いた!!」
高橋が逃げた先に別のハンター。
高橋は別ルートから逃げる。
しかしハンターに見つかった。
ゲーム終了まで残り15秒
吉村「あとちょっとだ!!」
牢獄ではカウントダウンが始まる。
ゲーム終了まで残り10秒
牢獄一同「9・・8・・7・・6・・5・・4・・」
3・・2・・1・・
吉村「・・・どうなった?」
福田「ほんまにわからん。」
牢獄の逃走者に結果が通達される。
澤部「来ました!」
岡部「どうなりました?」
澤部「・・・高橋文哉・・・・・逃走成功~~~!!」
牢獄一同「おお~~~~~~!!」
サーヤ「逃げ切ったんだ。」
菊田「すげ~~~~。」
高橋「やった~~~~危なかった~~~~!!」
ハンターに見つかったものの最後まで逃げ切ることができた。
高橋文哉 逃走成功 賞金156万円獲得
高橋が牢獄前に現れる。
高橋「最後追われたときはどうなるかと思いました。」
吉村「でも素晴らしいですよ。」
原田「よく頑張った。」
樽美酒「まじですごかった。」
高橋は賞金を手に取る。
高橋「156万円獲得しました~~。」
こうして今回の逃走中は幕を閉じた。
すると牢獄の前に特設ステージが出現する。
本田「え?」
澤部「何これ?」
困惑する逃走者だったが突如ステージ上に姿を現したのは?
彼方「・・・・みんなお疲れ様~~~。」
虹ヶ咲学園のスクールアイドル12人の姿だった。
吉村「え?スクールアイドルたちだ!」
秋山「なんで?」
とさらに牢獄の前に高咲侑が姿を現す。
侑「驚かせてすいません。今からイベントの参加者の皆さんのねぎらいを兼ねてスクールアイドルのライブを見てもらおうと思って。」
岡部「そんなサービスあるの!」
侑「ちなみに逃げ切った人が彼方さんを推しにしていると聞いたので今回は彼方さんを中心にしたライブとなっています。」
高橋「本当に!」
彼方「逃げ切ったご褒美だよ~~存分に楽しんでね~~。」
彼方の言葉を皮切りにステージでスクールアイドルたちのパフォーマンスが披露される。
逃走者たちは時間の許す限りライブを堪能するのだった。
その様子を見ていた司令室では?
ソラ「・・・・・・楽しんでもらえたかな?今回の逃走中を盛り上げてくれたお礼だよ。」
ゲームマスター月白ソラが満足そうに眺めていた。
ソラ「・・・さてと・・・そろそろ一休みしようかな。」
そういってソラは司令室を後にするのだった。
その頃クロノス社の別の部屋では?
小森「・・・いよいよその時が来ました。」
現在戦闘中のゲームマスターを務める小森ミヅキが不敵な笑みを浮かべていた。
彼女の前にはかつて月村サトシの部下でありながら裏でライバル会社のヘリオス社とつながっていた望月ミレイの姿もある。
望月「いよいよこの時が来ましたね。月村さんを排除してひそかに準備をしてきたあの計画が。」
小森「はい、これでクロノス社は私たちの手に渡ります。もはや逃走中はヘリオス社のものになるでしょう。」
小森の口から発せられた衝撃発言。
果たして彼女たちの目的とは?
次回の逃走中ですべてが明らかになる。