ホラー映画のダミーヘッドを使った首切断は楽しい、
というお話。
作り物の首を切る描写って、ホラー映画の宝だと思います。
「死霊のはらわたⅡ」の、前作より大幅に品質向上した首切断特殊効果
「人形の首を切るやり方は好きではない。
本物を使った方がリアルに決まっているから」
80年代以降、ゴア・メイクの第一人者となったトム・サヴィーニ師匠は、
インタビューでこう答えられております。
「はい。師匠!」
ホラー映画専門の自主製作者だった私は、
師匠の教え通り、
フレキシブル・プロップ(安全な凶器)を使用した残酷シーンを、
頻繁に作品に取り入れてました。
拙作「RIPPER」からフレキシブルプロップ使用の断首
刃を首型にくり抜いたダミー凶器ですね。
実際トム・サヴィーニ師匠による首切りは、
このダミー凶器と流血の仕組みの組み合わせで、
当時様々な作品で、異様な効果を上げてましたよ。
でも実は私、
「人形の首を切るやり方」
の方も大好きなんですよね。
子供の頃テレビで観た古いホラー映画、
「ハウスⅡ」(ビデオタイトル「ギロチノイド」)でも、
マネキンのような簡単な人形の首を切る特撮で大喜びしてましたから。
切れる前から首に切り込み線入ってたけど全然OK!
「ザ・ハウスⅡ」(「ギロチノイド」)の断首用ダミー。「ここから切れます」線入り!
今や伝説のホラー映画となった「死霊のはらわた」。
この作品のスコップによる断首は特に大好きです。
当時テレビ番組でも取り上げられた、
役者本人と全然違う顔のダミーヘッド。
髪型まで全然違う!
何か・・・粘土っぽい。
切るために作られた人の形をしたモノ。
一瞬「アレ?」と思っちゃった「死霊のはらわた」伝説の断首!粘土感!
でも手作り感溢れるこのお人形の首を実際にチョン切って、
編集や効果音などの演出で凄そうに見せているのって、
何だか楽しいです!
そう言えばトム・サヴィーニ師匠も、
「13日の金曜日」ではダミーヘッドの首をナタでチョン切ってましたね。
あれも最高の見せ場でした。
「13日の金曜日」破綻したストーリーを吹き飛ばすド派手な断首に大満足
人の手で作った物って、良いですよね。
味わいがあります。
温もりがあります。
なんか大量生産じゃない手焼きのお煎餅は美味しい!
みたいな話になってきましたが。
映画の中で本物として見せるんだからリアリティが重要!
というご意見もあるでしょうが、
それでも私はダミーヘッドをチョン切る特撮が大好きなのです!
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