ホラードラマのテレビシリーズ、
「怪談耳袋 カセットテープ」(2003年)は傑作です。
昔テレビ放送を録画したDVD-Rから、
「怪談耳袋 カセットテープ」を発掘。
深夜、
バンドの練習を録音した昔のカセットテープを聴いていると、
バンド仲間から電話がかかって来る。
メンバーの一人で主人公の元恋人が自殺したという知らせ。
その時、録音された彼女の声が、音の中から浮き上がって来て・・・
何度観ても秀逸な作品。
たった5分間。
アパートの部屋に役者1人。
で、十分怖い!
面白い!
オーディオ機器のトラブルで、
録音された声が伸びて急にピッチが変わった時の不気味さ。
これのみでしっかり怖がらせてます。
画的に不気味なもの、心霊的なものは何も登場しません。
ホラーの舞台として、薄暗い部屋の中の雰囲気作りを徹底。
主演は若き日の大森南朋。
監督はなんと佐野史郎。
シンプルなオチも効いていて、
これはホラードラマの傑作ですね。
これこそ短編ホラーというものだ!
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