13日の金曜日 完結編 | 地獄のゾンビ劇場 ~ZOMBIE THEATER~

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「地獄の血みどろマッスルビルダー」監督・深沢真一によるホラー映画雑学&雑談ブログ!

「13日の金曜日 完結編」

(FRIDAY THE 13TH THE FINAL CHAPTER)

(1984年 アメリカ 94分)

 

【ネタバレ注意】

 

「殺人鬼ゾンビ映画」

っていうジャンルは間違いなく存在すると思うんです。

「13金」シリーズの内の数作品がまさにそれです。

他には「マニアックコップ」シリーズなんかもそうですね。

 

特にこの「13金 完結編」は、

殺人鬼ジェイソンがめでたくゾンビ化を果たした、

記念すべき作品。

 

前作のラスト、オノで脳天をカチ割られたジェイソン。

警察によって死亡が確認され、

病院の死体置き場に運ばれます。

 

もうこれ以上ないくらい完璧な死にっぷりのジェイソンですが、

なんか普通に甦ります。

雷が落ちて電気ショックで、とか、

薬がこぼれてその影響で、とか、

なんにもありません。

一切ありません。

なんか普通に起きて来て、医者の首をノコギリでチョン切って、

看護婦も刺して、

でもって懐かしのクリスタル・レイクへ向かいます。

徒歩で。

 

道中、太った仏頂面の女の子を殺しますが、

殺される直前、仏頂面さんは

バナナを頬張っています。

 

ジェイソンがいきなりバックから突き刺します。

思わず開かれた仏頂面さんの唇からは

白いバナナ汁がドロンと溢れ出ます。

やがて握り締めていたバナナはフニャッ、となり、

力無く垂れ下がります。

 

何かを象徴してるのでしょうが、

もっときれいな娘で象徴して欲しかったものです。

 

ところで私、この作品、

「ゴールデン洋画劇場」で録ったビデオで観てるんですが、

CMの宮沢りえが若くて凄く可愛いです。

 

一方、クリスタル・レイク近くの別荘には

セックス目的で若い男女のグループが宿泊中。

で皆さんひと通りセックスしまして、

オッパイも十分見せまして、

ハンサムだけど奥手で人の良さそうなDT(DOU-TEI)君も、

無事初体験を済ませたところで、

片っ端からジェイソンにブチ殺されます。

 

皆さんほぼ一撃で殺られてゆきますが、

監督ジョセフ・ジトー+特殊メイクトム・サビーニ

による殺戮描写は実に見事です。

特に編集のテンポが良いです。

見せ過ぎずに容赦なくフィルムを切ってゆくので、

なんか凄いもの見た!という印象が確実に残ります。

殺人描写を長々と見せ過ぎて、

メイクの粗もよく見えてしまった一作目とは大違いです。

アクションの処理も見事。

勉強になるなあ。

 

それにしてもCMの一色紗枝が若くて凄く可愛いなあ。

 

一方、クリスタル・レイクでは、

屈強なお兄さんがジェイソン退治にやって来まして、

湖の近くに住む姉弟(主役)と仲良くなりますが、

めんどくさいんでジェイソンにメッタ刺しにされて死にます。

 

そしてCMの設楽りさ子が若くて凄く可愛いです。

そりゃカズも惚れますよ。

 

一方、クリスタル・レイクでは、

もう別荘には殺す人がいなくなったので、

ご近所の姉弟の自宅にジェイソンがやって来まして、

家中バタバタと追いかけっこになります。

 

そしてCMの室井滋が若くて・・・・・若いです。

 

えーと、遂にお姉さんの前にジェイソンが立ちはだかります。

逃げ場無し。ピンチ。

すると弟君、「そうだ!僕には特殊メイクがある!」

この小学生くらいの男の子、

実は特殊メイク・フリークなんです。

ええ、その辺の伏線はしっかりと張ってありましたよ。

かなりのテクニックを持ってるようです。

よし!幼い頃のジェイソンに特殊メイクで変身だ!

 

お姉さんにのしかかるジェイソン。

もう絶体絶命。

その時!

「ジェイソン!こっちだ!」

振り返るジェイソン。

そこには!

いました。

幼き日のジェイ・・・・・ソン?

でも・・・・・・・・・・

 

さっきの男の子が髪の毛を剃っただけ、

のように見るんですが、気のせいでしょうか?

 

別に必要ありませんでしたね。特殊メイク・フリークという設定。

 

私がジェイソンだったら

「だから何?」

と思うところですが、ジェイソン君は

「えーと、ああ!子供の頃の僕?」

と首をかしげて一瞬思考停止。

結果、マスクをナタで飛ばされ、

歪んだひょうたんのような、

シリーズ中最もセンスの良い化け物顔をさらします。

 

メカニカル仕込みのダミー・ヘッドによる、

ナタが喰い込んだ顔の断面がズレる描写がとても楽しいです。

 

それにつけてもCMの鶴田真由が若くて凄く凄く可愛いです。

 

で、今回、何が言いたかったのかというと、

 

映画を録画する時は、

CMも残しておいた方が後で楽しいですよ。

 

 

 

 


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