隣町に住む義両親、小さな黒いプードルを2匹飼っていた。
そのうちの1匹、チャーリーが去年?一昨年?だかに老衰で亡くなり、
残る1匹のルルも、もうかなりの高齢で、夏を迎えることなく天国へ旅立った。
チャーリーは元気でフレンドリーな犬で、よくふうこの遊び相手になってくれてた
ボール遊びが大好きで、あとちょっとワイルド(ポッサムとケンカしたり…)。
ルルはトイプードル?なのかな?チャーリーよりも小さいプードルで、
臆病で警戒心が強く、義両親(とくに義母)以外には心を開いてないかんじ
年老いてヨロヨロとしか動けなくなったころから
人肌がないと不安でキューキュー鳴くようになり、となるとだれでもいいのか😅、
ディンゴやわたしはもちろん、最後までいちばん警戒していた
ふうこにも抱っこさせてくれるようになった。
でもどこかでやっぱり緊張しているのか、こんな不自然なかんじ
わたしのお気に入りの写真 ふうこにもてあそばれ虚無のルル。
ルルが亡くなったあと「もう生き物は飼わないかなぁ😢」という義両親に対し、
ディンゴは「全面的に協力するから、もし飼いたいと思う日が来たら飼いな」といってた。
そしてある日…
(わたしが予想していたよりも早く)義両親は出会ってしまったらしい。
「犬を見にオイデ」と連絡があったのだ。
ミルクティー色の可愛い子ちゃん 名前はへー坊(仮名)
人なつっこくてめちょめちょ可愛いメリ家3人、秒で恋に落ちる。
元気な2歳の男の子、子犬じゃないから保護犬?と聞いたら、
元々の飼い主さんが病気になって飼えなくなってしまい、
保護施設に行く前に…とインターネットに広告を出していたそうだ。
へー坊と一緒にリードやベッドなどの身のまわり品も一式もらわれてきて、
どれもこれもピカピカ、上等なものばかりだった。
へー坊もハッピーで、無駄吠えとか全然しないいい子だし、
すっごく可愛がられて、愛されて育てられてきたんだろうな〜ってかんじ。
手放さなきゃいけなかったこと、元の飼い主さんもすごく無念だったと思う
その話を聞いて、元の飼い主さんのぶんまで精一杯愛情を注ぎ、
大事に育てようと心に誓ったよ(うちの犬じゃないけど)
義両親がへー坊を気軽にうちに預けられるよう、お泊まりの練習もしてるよ
大よろこびなのはこの方、ふうこ。
はりきってお散歩(💩の始末も含む)、食事のお世話しています。
へー坊は散歩もすごく上手でびっくり
会う人、会う犬全員にごあいさつしたがるものの、スンスン匂いをかぐだけで、
吠えたりジャンプしたりとかしないし、グイグイ引っ張るとかもない。
えらい〜おりこう〜
うちのガールズ(にわとり)たちとのファーストコンタクト。
へー坊は興味シンシンだったけど、にわとりはパニック
ちなみにぐーちゃんもパニック!
鳥たちとは…まぁ、ゆっくりお近づきになってもらいましょう
そしてそのあとすぐに大事件
ある日、遊んでるうちに興奮しすぎたへー坊が義母にジャンプ、
その拍子に転んでしまった義母、腕の骨がボッキリ折れた…
ジャンプといっても、大きな犬でもないし
普段だったら倒れたりするような力じゃないんだけど、
たまたま坂道に立ってて、たまたま不意に飛んできて(構えてなかった)…と
不運が重なってしまったんだと思う
義母は救急病院に行ったり、その後ペンリス(Penrith)の大きな病院に行ったりと
義父と一緒に出たり入ったりバタバタだったので、再びの我が家泊。
1回目に泊まったときより心なしか心細そう。
自分がしたことわかってんのかな?どうだろ?
しばらくしたら元気になってた(少なくとも表面上は)けど。
その1週間後、義母が手術でペンリスへ行くのに、へー坊再びの我が家泊。
最初にお泊まりしたときからソファーにためらわずにサッと登ってきたから、
前のお家でもソファー解禁されてたんだと思う。
前日に去勢手術をしたばかりで少し元気がなく、
ちょっと心配してたけど、リラックスしているようでなにより
(手術の傷あとがあまりにも痛々しかったので隠しておく)
へー坊がお家に来る日はわたしのベッドルームで眠ることになり、
前回はわたしのベッドの横の床にヘンリーのベッドを置いて寝た。
しかしこの日は去勢手術のダメージからかベッドに上りたがったので、
ベッドの上も解禁してしまった 我ながら動物には甘い態度
次の日はわたしのひとりシドニー(Sydney)の日。
夜ごはんまで楽しんで深夜にそーっと帰宅したらへー坊だけは起きてくれた
とはいえ眠そう(奥にチラリと写る黒いかたまりはふうこ)
翌朝、ベランダでくつろぐ父娘とへー坊。可愛い
義母の手術はトラブルなどなく無事終了(よかった)。
入院も1泊だけでもうお家に戻ってきたのでへー坊も帰ろうね。
帰る前にササッとお散歩。よく見ると下の歯出てて可愛い
義両親宅に行ったら、お世話ありがとうのモーニングティー用意してくれてた
今回の骨折事件、義母は「Could be worse(もっと悪い可能性もあった)」と。
頭を打たなくてよかった。
利き腕じゃなくてよかった(右利きで、折れたのは左腕)。
脚の骨が折れてたら、もっと大変なことだった。
ケガしたのが友人じゃなくてよかった(友人と立ち話してるときに事件は起きた)。
へー坊はなにも悪くない、楽しかっただけ。
いまは痛いけど、痛いだけ。治るケガ。腕がなくなったわけじゃない。
たいしたことない、すぐになんでもできる。わたしは元気だよ。
義母のこういうところ、好きだなーと思う
なかなかに鮮烈なデビューを果たしたへー坊…
これからもみんなでい〜っぱい可愛がって、お世話するよ
(いやだから我が家の犬じゃないんだけどさ)