#3890『マジすか学園4』 | 第7シーズン

第7シーズン

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新説『マジすか学園4』


#3890『そのアイドル、天然につき40 プールサイドの歓声と悲鳴』



「アイドルだらけの水泳大会」が始まり、出場者36人が12人ずつ3チームに分かれて戦っている。




🏯名古屋最強アイドルチーム

シャチホコセブン 7人

由美子(瀧野由美子)

瑠 夏(井上瑠夏)

らぶりん(中野愛理)

ユ ナ(小畑優奈)

初 夏(歌田初夏)


⚓防波堤に行こうチーム

陽 菜(橋本陽菜)

まなか(田口愛佳)

くるみ(鈴木くるみ)

麟     (岡部  麟)

おだえり(小田えりな)

はたごん(髙畑結希)

ちかこ(松本慈子)

優莉奈(行天優莉奈)

千 穂(石田千穂)

心 愛(甲斐心愛)

沖ちゃん(沖  侑果)

さやか(高雄さやか)


🍎東京から来た白雪姫チーム

欅坂46 6期生 10人

美 音(向井地美音)

菅 原(菅原茉椰)



第2種目の「浮き島サバイバル」が決勝ラウンドを迎えた。ここまでの2ラウンドで生き残っている人数は、瑠夏の「名古屋チーム」と、「防波堤チーム」がそれぞれ6人。「白雪姫チーム」だけが4人だ。


くれなのホイッスルが鳴り、決勝ラウンドはいきなりの攻撃から始まった。それでも瑠夏のスタンスはぶれない。攻撃に出るより、生き残ることに重点を置く。幸いにも第1ラウンドで活躍したスポーツ万能のはるたむ、元ヤンのユウカとカレンが果敢な攻めに出ているのが分かる。


最後はその3人のうちカレンが落とされてしまったが、はるたむとユウカ、そして瑠夏自身が残り、「名古屋チーム」が勝利した!浮き島の上で3人揃って手を握り合い、勝利を喜んだ。



このあとの第3種目は「水上騎馬戦」だと、MCのくれなが告げた。これもシャチホコセブンのメンバーが頼りになるだろうと瑠夏は考える。4種目のうち2つ取ってしまえば優勝にかなり近付くはずだ。そしてCMが始まり、騎馬の組み合わせを決めることになった。瑠夏は上になって目立ちたいところだが、今は勝ち負け重視なので黙って騎馬になる。騎手ははるたむに決まり、かおたんが先頭で、瑠夏はカレンと両サイドを固める。


瑠夏はプールに下りて騎馬を作って隅の方に行き、キャップを被ったはるたむに乗ってもらった。右腕が、はるたむのムチムチした太ももの裏に触れて少し恥ずかしい気持ちになってしまうが、深く考えないことにする。そして同じチームの騎馬を確かめると、あとの2騎はあんにゃとユウカが騎手を務めているので、かなり頼りになる。そして3騎並んで開戦を待つ。



CMが終わり、くれなの掛け声とホイッスルがあって、戦いが始まった。最後に1騎残ったチームが勝利だ。

CMの間にチーム内で話し合って決めた。キャップを取られないように振る舞うより、番組の盛り上がりを考慮して、積極的に相手チームのキャップを奪いに行こうと。他の2チームも同じ考えらしく、いきなり攻め合いが始まった。


全部の騎馬が攻撃に出たため、次々と決着がつく。瑠夏が支えたはるたむは、激しい攻防の最中、背後から敵チームの何者かにキャップをうまく取られてしまった。終わってみれば、最後に1騎だけ残ったリョウが騎手の「白雪姫チーム」が勝利した。

ここまでの3種目を3チームが1つずつ勝利し、最終種目の「チーム対抗リレー」で優勝が決まることになった。


瑠夏としては泳ぎが得意な人に任せて、自分は応援で頑張るつもりだ。するとくれなが仕切り始めた。

『これで優勝の行方は最後の「チーム対抗リレー」で決まります!各チーム6人ずつプールサイドの左右に分かれてください。右手側がスタート位置です。1人25m泳ぐリレー方式です。雑用係の子たちにチェックしてもらうので、フライングが見つかったら失格です。それでは急いで順番を決めてください!』


ここで手を挙げて聞くのは菅原だ。

『ちょっと待って〜。ってことは、12人全員のリレーってこと?』

くれなが大きな声になる。

『そうです!12人全員でのリレーにすれば、誰を選んでおけば良かったなんてあとから後悔しないし、公平な勝負になるでしょ。そういうことだから早く順番を決めてー。ちなみにここで3位になったチームが、水泳大会のドベということになるからね』


12人全員でのリレーと分かり、プールサイドは歓声と悲鳴に包まれる。瑠夏はもちろん悲鳴の方だ。水泳は得意ではないので、チームに迷惑を掛けてしまいそうだ。



◇続く