#3182『マジすか学園4』 | 第7シーズン

第7シーズン

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新説『マジすか学園4』


#3182『君のことをもっと知りたい132 勝敗の行方』



「マジすか!ぽんこつ学園」で、萌夏チームとユナチームが対決する「手押し車リレー」が始まった。


勝利チームは今日のエンディングでスタジオライブを行える上に、来週の放送で好きなことをやれる15分のコーナーを貰える。一方、敗れたチームには、罰ゲームの「シーソー対決」が待ち受けている。



<出 演>
💠オイラーズ
ピース(木崎ゆりあ)
パ ル(島崎遥香)
メッシ(高橋朱里)
小 耳(矢神久美)
なんてね(木本花音)
名無し(川栄李奈)
すだち(市川美織)
ショッカク(加藤玲奈)
みなるん(大場美奈)
ミ ユ(竹内美宥)
リオン(東  李苑)

🐸萌夏チーム
萌夏・愛理・初夏・音葉・優莉奈・ちかこ・祐希・美音

🍒ユナチーム

ユナ・桜花・亜柚香・よこにゃん・はたごん・ 桃子・さーなん・菅原


リレーは、いよいよ最終走者のペアになった。リードを広げたユナチームは、桃子とさーなん。一方の萌夏チームは、祐希と愛理だ。

どうしても負けたくない愛理は、折り返し地点で自分が床に手をついた時、前を行くさーなんの背中が、ゴールまであと2m程だった。そこから一気に猛スパートを掛けた。最新型AIロボットのパワーは凄まじく、さーなんペアがラスト2mを進む間に10mを駆け抜け、一瞬早くゴールした。

だが愛理のあまりの速さについて行けなくなった祐希が、ゴール寸前に愛理の足から手を離してしまい、そのまま倒れ込むようにゴールした。愛理を筆頭とし、逆転勝利に歓喜する萌夏チームだが、冷静に勝敗の行方を見守っていたユナチームの菅原が、真っ先に抗議する。
『ちょっと待ったー!今のはおかしいんだけどー。ゴールに戻った時、祐希は愛理の足を離してただろー!』
桜花が加勢する。
『そうだ、そうだ!それに転んだでしょ。あれはゴールとは言わない。失格だ!』
さらに亜柚香やユナが『失格!失格!』と騒ぎ出す。

一方で、罰ゲームを回避したい愛理が、敢然と言い返す。
『そんなの言い掛かりだぁ。愛理はももちゃんを追い抜いたんだから、愛理の逆転勝利に決まってるじゃん。愛理が先にゴールのテープを越えたんだから、後ろの祐希ちゃんが手を離したり転んだなんて、関係ないでしょ。それが失格になるなんて、最初に説明してないし』
愛理をフォローするのは、キャプテンの萌夏だ。
『愛理が言う通りだー。こんなんで失格なんて有り得ないっ!責任があるとしたら、ちゃんとしたルールを説明しなかったメッシやオイラーズの方でしょ!』

ユナチームから菅原が煽る。
『2人とも、そんなにシーソー対決に出るのがイヤなの?まっ、分かる気もするけど』

これには萌夏チームから、ちかこが仲間の応援に回る。
『シーソーに乗るなんて、女の子だったら誰でも嫌がるに決まってるやん。菅原には女の子の気持ちなんて、分からへんのやろー』
対抗する菅原。
『はぁ~!?失礼なこと言うな!それに誰?』
『誰とは何やねん!こっちは菅原の先輩やで。そっちこそ、ニセの女子プロレスラーキャラでやってるくせに!』
『ニセとはなんだ!菅原はWIPの人気アイドルレスラーだからな』
『ウソ言ったらあかん。ちかはWIPの大会に出場したことあるねんけど、菅原なんておらんかったやん。画像だってないやろー』
『あの頃とは年代が違うんだ!』
『ごまかすなー。ちかは、あの有名なバブリー荒井と試合に出てたんやで。音葉が証言してくれるわ。でも菅原が試合に出た証拠写真なんてないやろ~』





苦しくなった菅原が、話題を逸らす。
『それよりさっき先輩って言ってたけど、菅原の方がこの番組には先に出てるんだから、先輩はこっちだ!』

ちかこが菅原と言い争いを始めてしまったので、ちかこと同じカムカムフレイバーのよこにゃんが、仲裁に動く。
『お二人ともやめてください!リレーの結果は、どちらの言い分も間違っていないと思います。持ち手側についてのルール説明がなかった訳ですから、やり直しということにしませんか。オイラーズのみなさんも、それでいいですよね!?』
よこにゃんが強力なよこにゃんビームを、MCポジションのオイラーズに向けて浴びせた。


◇続く