#3181『マジすか学園4』 | 第7シーズン

第7シーズン

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新説『マジすか学園4』


#3181『君のことをもっと知りたい131 愛理の葛藤』



「マジすか!ぽんこつ学園」で、萌夏チームとユナチームによる対抗戦は、手押し車リレーだと発表された。勝利チームへのご褒美が物足りないと言われたメッシは、その代わり罰ゲームをやらせると言い出した。



<出 演>
💠オイラーズ
ピース(木崎ゆりあ)
パ ル(島崎遥香)
メッシ(高橋朱里)
小 耳(矢神久美)
なんてね(木本花音)
名無し(川栄李奈)
すだち(市川美織)
ショッカク(加藤玲奈)
みなるん(大場美奈)
ミ ユ(竹内美宥)
リオン(東  李苑)

🐸萌夏チーム
萌夏・愛理・初夏・音葉・優莉奈・ちかこ・祐希・美音

🍒ユナチーム
ユナ・桜花・亜柚香・よこにゃん・はたごん・ 桃子・さーなん・菅原


メッシと言い合っていた愛理が、独断で決めてしまう。
『分かった!罰ゲームだってやってやるよ!いったい何をするんだ!?』

メッシが考える。先週の放送で、チーム対抗戦の競技を選ぶための回転ボードを、大道具のスタッフに作ってもらった。「ビキニ大縄跳び」「シーソー対決」「利きパイ選手権」「利きお尻選手権」の4種目があり、どのタイミングでストップボタンを押しても、「利きお尻選手権」で止まるように仕組んであった。だがその中で、シーソーは過去に他のアイドル番組で使用したため、今でも倉庫に保管してあることを知っている。




『罰ゲームは、シーソー対決をやってもらう!シーソーに乗るだけだから簡単だろ。上になった方が負けで脱落。最後まで残った者が重量級チャンピオンだ。こんなの罰ゲームとは言えないくらいだから、恵まれてるよな。よその番組でやってたビリビリ椅子よりよっぽどマシだ』
言葉に詰まる愛理。
『ちょ、ちょっと待ってよ💦シーソーに乗ることは簡単だけど、問題はそのあとで分かる結果じゃないか!そんなのは放送倫理に引っ掛かるから無理だー』
攻勢に出るメッシ。
『何で急に弱気になるんだ!?』
『別に弱気じゃなくて、愛理はみんなを代表して抗議してるの!』
『でもさっき「罰ゲームだってやってやるよ!」と言ったじゃないか。謝って撤回するか!?』
愛理が謝ろうとするのを見て、面白がったチームの仲間が、阻止に出る。結局押し切られた愛理が、『じゃあ、絶対に勝ってやる!』と意気込んだところで、ようやく落ち着いた。

その一方で、勝利チームはエンディングでのスタジオライブの他に、来週の放送で15分の時間をもらえ、自分たちの好きなことをやれる権利を勝ち取った。そのあとCMに入った。


CMの間にペアと順番を決めたので、両チームはテープが貼ってあるラインの手前側に移動した。第一走者はキャプテンが務めることになったので、萌夏とユナ。萌夏の足を持つのは初夏で、ユナの方は菅原だ。

ピースがスタートの合図を担当し、キャプテンペアが同時にバタバタと両手で音を立てながらスタートを切り、リレーが始まった。

10m程離れた折り返し地点に両ペアは差がなく到達。持ち手が入れ替わるターン後は、腕力に自信のある菅原が能力を発揮し、1m以上の差をつけてスタート地点に戻った。

リードを許した萌夏チームは、その後、音葉と優莉奈ペアの時に頑張って追い付くことに成功したが、ユナチームの桜花とよこにゃんペアが活躍し、リードを奪い返した。

みんなは手押し車リレーの売りであるローアングルからのカメラ攻撃を気にすることなく奮闘し、観覧席のファンは大いに盛り上がった。そしていよいよ最終走者のペアになった。リードを広げたユナチームは、桃子とさーなん。一方の萌夏チームは、祐希と愛理だ。

どうしても負けたくない愛理は、折り返し地点で自分が床に手をついた時、前を行くさーなんの背中が、ゴールまであと2m程だった。そこから一気に猛スパートを掛けた。最新型AIロボットのパワーは凄まじく、さーなんペアがラスト2mを進む間に10mを駆け抜け、一瞬早くゴールした。


◇続く