#350『マジすか学園4』 | 第7シーズン

第7シーズン

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新説『マジすか学園4』

#350『名古屋一揆29 いざ決戦の時!』


ユウカとカレンが襲撃され、怒り心頭のちゅりに対してマナツは冷静だった。
『今すぐ殴り込むのは待った方がいいと思う。アタシたち4人だけで乗り込んだら危険だよ。奴らも待ち受けてるでしょ。慌てて動いたって、うまく行くとは限らないよ』
ちゅりも少し冷静さを取り戻した。
『そうだな、マナツの言う通りだ。人員を集め対策を練ってからだ。その方がいい』
それを聞いて、マリコとシオリも納得の表情を見せた。するとシオリがマナツに話しかけてきた。
『ところであんた、この前カジノにいたイヤミな女だよね。何でちゅりさんの家にいんだよ!』

マナツが気まずそうな顔になったので、すぐにちゅりが救いの手を差し伸べた。あれからのことを、マリコとシオリに説明したのだ。最初は不満げな顔で聞いていた2人だったが、マナツとピースがダチ同士だと聞いて納得した。今後の予定を話し合ったあと、この場は撤収となり、それぞれの自宅に帰ることにした。マナツもちゅりのマンションから引き上げた。


警察病院で治療を受けていたユウカとカレンだが、ヤンキー少女に警察は冷たかった。ヤンキー同士の縄張り争いと処理され、早々に病院から出された。他に凶悪事件が多いため、捜査はしないと告げられた。


翌日マナツは「MID SUMMER」に出勤して来たあんにゃに、すぐ昨夜の出来事を知らせた。名古屋にやって来てまだ1度も暴れていないあんにゃだが、その闘争心に火がついた!
『あいつら、ホントに汚ねえ奴らだな!ごりさの次は、ユウカとカレンかよっ!』
ヤンキーは卒業したと言っていたマナツも、今はやり返す気が満々だ。
『でもこれでいいんじゃない。ごりさの仇討ちじゃなく別の理由が出来たんだから』
『そうだな。その通りだ。ちゅりはいつヤルって言ってた?』
『人員を集めるって言ってたよ。今度の水曜が祝日でみんなが休みだから、その日になるみたい』
『分かった!水曜日だな』


あっという間に運命の水曜日がやって来た。

ユウカとカレンはまだ実家で静養していて、参戦はしない。

あんにゃとマナツは池田公園で待ち合わせてから、集合場所である久屋大通り公園・光の広場に向かった。ここは警察の監視も緩い。ごりさとはあれから顔を合わせていないので知らせていない。

2人が到着すると、既にちゅりの仲間が大勢集まっていた。


◇続く