最速100勝を検証(2021年 改訂版) | 第7シーズン

第7シーズン

ブログの説明を入力します。

 
2012年5月、テキサス・レンジャーズで1年目のダルビッシュ(当時25)が、8年目で<日米通算>での100勝を達成。

177試合目での100勝は、歴代2位タイ記録。

1位 スタルヒン(巨人)
165試合🇯🇵

2位 藤本英雄(巨人)
177試合🇯🇵

2位 ダルビッシュ<日米通算>
177試合🇯🇵🇺🇸

4位 野茂英雄<日米通算>
185試合🇯🇵🇺🇸

5位 杉浦 忠(南海)
188試合🇯🇵

6位 野口二郎(大洋)
191試合🇯🇵

6位 松坂大輔(西武)
191試合🇯🇵

6位 上原浩治(巨人)
191試合🇯🇵

追 記:NPB(楽天)99勝の田中将大が2014年4月のメジャー初登板初勝利で、<日米通算>100勝をダルビッシュより1試合早い176試合で達成。

追 記:2020年10月6日に菅野智之が、192試合で100勝に到達。

追 記:ニューヨーク・ヤンキースの田中将大(32)が、2021年シーズンから楽天に復帰。初登板で勝利を挙げると、NPBだけでも176試合での100勝になる。
田中は楽天で7年間、ヤンキースでも7年間プレー。楽天では175試合に登板して先発172試合、通算99勝35敗。
ヤンキースでは174試合登板、先発は173試合と、非常によく似た数字を残した。ヤンキースで初年度から6年連続二桁勝利のあと、コロナ禍の2020年は60試合制で3勝3敗だったこともあり、通算78勝46敗だった。<日米通算>200勝まで、あと23勝に迫っている。

追記:2021年4月17日(土)の復帰初登板は東京ドームでの日本ハム戦だったが、初回から中田 翔に2ランを浴びるなど5回3失点で負け投手になり、NPB通算100勝は持ち越し。さらに2012年8月26日の日本ハム戦から続いていたNPBの連勝記録が、28でストップした。

追記:翌週4月24日(土)本拠地・楽天生命パーク宮城での西武戦に先発。6回1失点で勝利投手になり、歴代2位の藤本英雄と並ぶ177試合目で、NPB通算100勝に到達した。




歴代1位のスタルヒン投手は、9歳で家族と一緒にロシアから北海道・旭川に亡命。

昭和11年プロ野球創設の年、巨人に入団。


昭和11年  1勝2敗
昭和12年 28勝11敗
昭和13年 33勝5敗
昭和14年 42勝15敗
昭和15年 38勝12敗
昭和16年 15勝3敗
昭和17年 26勝8敗
・・・・
昭和30年 300勝到達
通算 303勝176敗
昭和32年 自動車事故で死亡(40歳)

1年目は1勝、4年目で100勝。

僅か4年で100勝したのに、8年かかったダルビッシュと12試合しか違わないのは、勝利数に含まれない救援が多かったからか。


<ダルビッシュ 年度別成績>

05年 14試合 5勝5敗
06年 25試合 12勝5敗
07年 26試合 15勝5敗
08年 25試合 16勝4敗
09年 23試合 15勝5敗
10年 26試合 12勝8敗
11年 28試合 18勝6敗
  167試合 93勝38敗

20勝以上はないが、負けが少なく、防御率は3年目の07年から全て1点台で、勝率も良い。
救援は僅か3試合と、最速100勝の条件が揃っている。

野茂英雄・松坂大輔・上原浩治も、100勝を挙げるまでに、救援はほとんどないはず。


歴代2位タイの藤本英雄投手は、昭和17年(1942年)に明治大学から巨人に入団し、いきなり10勝無敗。


昭和17年 10勝0敗
昭和18年 34勝11敗
昭和19年 10勝8敗
昭和21年 21勝6敗
昭和22年 17勝15敗
昭和23年 8勝5敗
昭和24年 24勝7敗
・・・・
通算200勝87敗

昭和18年の防御率0.73は、現在も破られていないプロ野球記録。シーズン19完封は、野口二郎と並ぶプロ野球タイ記録。

同年の6試合連続完封勝利も、プロ野球記録。

通算防御率1.90は、歴代1位(2000投球回以上)の記録。

ダルビッシュは昨季(2011年)まで、1268回 防御率1.99だが、晩年になればこの数字は、さすがに悪くなるでしょう。既に日本にはいないし…。