手打ちの考察 | ドッピョのバドミントンブログ

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m(_ _)m こんにちは

 

(^_^;) すっかり更新が滞ってしまい、ご無沙汰してました;;。

近況ですが、昨年末からハイバックに運動連鎖を積極的に活用しようと試行錯誤中で。

今回はそれと関連して、またちょっと思うことを書いていきます。

 

話のテーマは、”手打ち”です。

一般的に、手打ちは良くないもの・・・というニュアンスで語られる事が多いだろうけど。

ただ、バドは扱う道具(ラケットやシャトル)が軽いこともあって、実は手打ちも使うよね。

例えば、ハイバックの練習をする時に、最初は当てるだけの練習から入る事が多いと思う。

肘から先だけでラケットを倒すようにして、ペシっと当てる練習ね。

 

↓こんな感じで、グリップの握り込みと手首の返しだけで軽くペシっと。

自分も昔を思い返すと、最初はこういう練習から始めた気がする。

でも、これって完全に手打ちなんだよね。

 

ただ、実際問題として、最初から体を大きく動かすとシャトルがまともに当たらない。

だから、仕方なく初めはこの練習からになるんだけど。

結果的にとはいえ、最初に覚えるべきは手打ち・・・という、変な図式になっている。

 

誰も、手打ちを覚えようとか覚えさせよう・・・なんて思ってないだろうけど。

ここから始めてしまえば、意図せずともそうなってしまう。

後に「手打ちはダメ」と言われても、最初にそれを体に覚えさせちゃったよ・・・って話。

 

 

ふんわり風船星 以前の過去記事で、学び方について考察したことがあったけど。

 

基礎から応用へ・・・みたいな一般論があると思う。

小さい動きから大きな動きへ。

簡単な内容から難しい内容へ。

 

 

逆に、応用から基礎へ落とし込む学び方もあって。

例えば、「技術は盗んで学べ」・・・と言って何も教えない頑固師匠がそれだよね。

バドが強くなるために、強い人達ととにかく沢山打ち合え!というのも現実的な方法だ。

他にも、英語を覚えたいならまず英語圏の環境に身を投じろ・・・とかもそう。

 

英語なんかは、学校で文法を基礎から習うけど数年経っても殆ど喋れないよね。

ところが、言語を知らない幼児でさえ、その環境にいれば自然と言葉を話し出す。

むしろ、文法から学ぶというそのやり方が英語学習の妨げになってる気さえします。

 

基礎⇔応用、これをどちらから始めるのが良いかは、一概には判断出来ない。

勿論、アプローチとしては両方必要なんだろうけど、気にしてるのはその順番が持つ意味。

 

 

手 話をハイバックに戻すと。

手首でペシッと小さく打つ練習から入ると、つまりここでは基礎から応用のイメージね。

それをすると、体をしっかり使った大きな打ち方を身に付けるのに弊害が出ることもある。

グリップを握り込む力を使って、インパクトでラケットを止めてハイバックを打ってる人がそれ。

 

 

フォアのオーバーヘッドストロークでは、インパクトでラケット止めてる人なんて殆ど見ないよね。

ところが、ハイバックになるとそれをやってる人はかなり多い。

これは、練習のプロセス(基礎⇔応用)が違ってるのが原因だと思う。

 

オーバーヘッドストロークでは、最初からテイクバックして体を大きく使う練習から入るのに。

対してハイバックになると、腕から先だけで当てるだけの練習から始める人が殆どだ。

だから、グリップの握り込みで打つことを体が最初に覚えてしまい、その癖がそのまま残る。

 

ただ、チョンウェイやリンダンだって、インパクトでラケットを止めてる場面は普通に見ます。

それに、握り込みで打っても飛距離は結構稼げてしまう。つまり、それである程度は成立する。

でも、じゃあ最終的にヒダヤットのように打ててるか?となれば、そこまでには至ってない。

 

↓タウフィック・ヒダヤット選手

 

また、ヒダヤットもインパクトでラケットを止める場面は勿論あるけど。

他の選手と比べれば、ラケットを止めないことの方が圧倒的に多いです。

思うに、上手でない人ほど、ラケットを止めてる回数が多くなる気がする。

 

手打ちがストロークに混ざり込んでるかどうか?がこういう形で現れるのね。

手打ちの要素が高まれば高まるほど、末端の筋力頼みになる場面が増えるから。

上手でない人ほど、結果的にインパクトでラケットが止まる回数が増える傾向にある。

 

 

コアラ この記事では、何も手打ちが悪だと言いたい訳ではないです。

バドミントンの特性上、手打ちにも有用性があるし要は使いどころだから。

ヒダヤットだってラケットを止めて打つ場面はあるのだし、手打ちを併用してるということ。

 

これって例えば、小さいもの⇔大きいもの・・・の一長一短の話だから。

リンゴの皮剥きなら、小さい果物ナイフが便利。

硬いカボチャを切るなら、大きな出刃包丁が便利。

 

 

ただ、小さい果物ナイフで硬いカボチャを切ろうと四苦八苦してる事が多いのが現実。

順番として果物ナイフを扱うことを先に覚えるから、この罠にも陥り易い。

基礎から応用へ・・・の注意点だね。

 

ことわざに 「大は小を兼ねる」 というのがあるけど。

最終的には、大きい出刃包丁の方が使い回しが利くことが多くて。

出刃包丁ならリンゴの皮剥きをするのも、決して無理な話ではないから。

 

 

バイバイ 例えば、オーバーヘッドストロークから、クリアー、スマッシュ、ドロップ。

主に三種類を打ち分けると思うけど、フォームの基本はクリアーだ。

理由は、クリアーが一番大きいからで、大きい方に合わせている。

 

正直、ドロップを打つにはクリアーのフォームは無駄に大きいんだけど。

ショットの打ち分けが必要ならば、大きい方に合わせるのが道理。

 

また、ネット前からヘアピンやロブを打つ場合も同じで。

ヘアピンとロブならロブの方が大きいから、ネット前の基本フォームはロブ。

人によっては、ヘアピンのフォームからロブ・・・と説明する人もいるだろうけど。

それは、ショットの選択という意味において、ヘアピンの方が優先度が高いからだね。

当然ながら、シャトルは出来るだけ上げたくない訳だから。

ただ、基本フォームの選択としてはロブの方が優先度が高い。

 

加えて、ネット前からのロブが ”大きい”・・・とまでは言い切れない事情も絡んでて。

大、中、小でいうと、ヘアピンが「小」ならロブは「中」あたりに収まっている。

 

クリアーは奥から奥だから「大」なんだけど。

ネット前からのロブだと真ん中から奥だから、「中」くらいの話になっており。

「中」程度だと、「小」からの延長線上にロブを位置付けたくなるのは理解できる。

 

当ブログでは、ストロークは「体」+「手」という力学的な観点を重要視してることもあり。

大、中、小、全てにおいて体を入れて打つことをまず大事に考えてます。

最終的には、出刃包丁でリンゴの皮剥きをこなせるようになりたいな・・・と。

 

因みに今更だけど、”手打ち” というのは体の動きを活用せずに行うストロークのこと。
たいていは体が止まったまま、手(腕)だけでスイングすることを言うんだけど。
でも、体が動いていたとしても、それが手打ちでないとは言い切れません。

 

つまり、体を動かしながらでも手打ちは出来るよ?ってことね。

例えば、ネット前に走り込んで最後足を踏み込んでラケットをクルッと回してロブを上げるやつとか。
気付き難いけど、あれは手打ちだったりします。

最後に足を踏み出そうが何をしようが、結局ラケットは手でクルっと回して手でロブを打っている。
もし、体の動きと手の動きが独立して機能してるのなら、それは手打ちです。

バックハンドのショートサーブも、手打ちの人は多いと思う。

 

手打ちがダメと言ってる訳ではなく、自分がやってることを頭でも理解しておきたいという話で。

基礎から応用へ、小さなショットから大きなショットへ・・・という手順には負の側面もあるという理解。

英語の文法から学ぶのは、本来の英語学習にとって妨げにもなり得るという理解。

 

当然ながら、小⇒大に負の側面があるなら、大⇒小にも負の側面はある。

だから、自分のやってることを頭でも十分に理解しておきたいね。

 

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

 

猫 さて、話が間伸びしてしまったけど。

今は以前記事にした運動連鎖の内容を、自分のハイバックに組み込もうとしてます。

もう二か月近く続けてるんだけど、残念ながらはっきりした手応えはまだ得られなくて。

 

「フォアとバックは表裏一体」

↑この考えを念頭に、自分のハイバックに運動連鎖をブチ込みたい。

 

このヘッドの外側への膨らみは、ハイバックではどういう意味をもつのか?

 

 

↓また、上腕の外旋はハイバックではどういう意味をもつのか?

 

 

そうした事を考えている最中なんだけど。

なんか、考えてるうちに”手打ち”のことが気になったんです。

 

ラケットやシャトルが軽いバドミントンの特性上。

手打ちの存在を単に悪いものとしては隅へ追いやれないよね。

そこには、バドミントンらしさに繋がるものがある。

 

さっき、「大は小を兼ねる」の話をしたけど。

もし、小が大を兼ねることがあるならば、そっちの方が良いとも思うし。

小を基本に据えるのか、大を基本に据えるのか・・・みたいな。

 

バドミントンで時々出てくるアドバイスで、コンパクトに打て・・・みたいなやつあるよね。

小さいほうを主軸にするという考え方。

っというより、巷で主に出てくるのはむしろそっちの考え方が主流かな。

基礎から応用(小から大)へ・・・という鉄板の流れにも、その方が沿ってるし。

 

バドミントンってやっぱり、色々な意味で中間的な特徴を持ってる競技なのかな。

大とも言い切れず、小とも言えない。

テニスで手打ちってほぼ通用しなさそうだけど、バドミントンだからこそ・・・だよね。

 

手打ちはダメ・・・と言いつつも、実際はそうも言い切れないのがバドミントン。

しかも、二重振り子の高速ブンブンの理屈(運動連鎖)があるから、体を大きく使っているのにスイングはコンパクトになるという小難しい仕組みも使ってる。

だから、説明がどうしても多様化してしまうんだよね。

 

「大」もあれば、「小」もあり、全体としては「中」。

しかも、「大」を変換して「小」へ作り変えるギミックまで存在してる。

これじゃ説明を受ける側は訳分からんねw。

 

 

m(_ _)m さて、何も纏まってないけど、今回はこのくらいです。

今は運動連鎖を取り込んでハイバックのアップデートを目論んでる最中だけど。

それを記事にできるならしたい・・・んだけど、ちょっとまだどうなるか分からないです。

 

おわり