昨夜、私は寝るばかりでGoogleマップを見ているところだった。
「切った(*_*)
血が止まらなくて医者に行ってきたー
かなり深くざっくりだー」
ビックリした。親指がミイラになったみたいだ。私の背中がムズムズする。痛みを想像するだけで固まってしまう。
「え”-、大丈夫?何で切った?」
「タマネギの皮がすべった、メール打つ指だから不便だー」
世の中で定番の指の怪我の原因。これではメールで状況を教えてもらいたくても、聞き出せない。パニックになりそうだったけど、もうたかしはそろそろ寝る時間だった。こんな指でPCに向かえと言うのも酷だ。
「塗ったのかい?」
「ん?」
「縫ったのかー」
「切り落としたから縫うものがないー、おやすみ」
いったいどれだけ落としたのだろう…それにしてもなんとまどろっこしいやり取り。知りたいことが伝わらないけど今夜は短く短く。
「詰めたのかー、おやすみ」
「トイレも不便だったー」
おやすみの後に、こんなメールが出来るなら大丈夫なんだろう。
今日は病院に寄ったらしい。全治一ヵ月半。
「いったいどんな状態なのー、気になるんだよ~」
「状態は指先の皮膚がそげたー、肉が見えてグジュグジュしてる」
想像するだに痛い。でも、昨夜私はたかしよりも痛かったのだ。別の意味で。
続きは眠いのでまた明日(?)