飛行機雲 | 秘密の扉

秘密の扉

ひと時の逢瀬の後、パパとお母さんはそれぞれの家庭に帰る 子ども達には秘密にして

2,、3日前に見た夢のせいか、過去のことが思い出されて、感情の波の中にどっぷり浸かっている。

それは悲しみに似ているけれど、悔やみかも知れず、切なさの陰りも見せて自分でも訳がわからない。

突き上げてくる怒りや悲しみの感情をただ黙って感じている。

随分と処理したつもりになっていたのに、厄介なものだ。


過ぎていく時間はいつだって気持ちだけを置き去りにしていく。