自制 | 秘密の扉

秘密の扉

ひと時の逢瀬の後、パパとお母さんはそれぞれの家庭に帰る 子ども達には秘密にして

先日からの極端に不安定な天候、夏の疲労、いろいろ理由は思い当たるから当然ともいえるけれど、気持ちまで落ちる。
一番身近な人に我がままを言ったり、構って欲しくなったりするのがこんな時で、相手から力を分けて欲しいのだろう。
うずくまって大人しくしているのが一番良いのだ。いつも元気ではいられないのだから。
ゆっくり休めば良いことだってわかっていても、やっぱりたかしに甘えたいと思うのだ。



今の距離感が二人にとって丁度いいだろうと理性では判断できる。

でも気持ちでは少し寂しく物足りなく思える。
そんなところを焦点にして我がままを言ったら収拾がつかなくなってしまう。

心を裸にしていけば行くほど、私は子どもに返っていくし、そんな私をたかしは慈しんでくれる。
もっと、もっと。子供っぽい感性からすると、計算も理性も薄汚く思えたりするのだ。


あぁ、多分ここが正念場。
ここに書き捨ててじっとしていよう。