寝付けない夜 | 秘密の扉

秘密の扉

ひと時の逢瀬の後、パパとお母さんはそれぞれの家庭に帰る 子ども達には秘密にして

身体も神経もとても疲れていて、こんな日はたかしに頭を撫でて欲しいなと思う

胸に頭を埋めて

そうしたらすぐに眠れるのに

そうは思っても私は何も言わない、言えない

困らせたくない、無理させたくない

「お利巧にするー」と元気を装ってひとりで耐えてしまう


それが良いのか悪いのか

もう少し経って時間が出来たらたくさん甘えさせて欲しいけど、いつになったらそんな日が来るかな


弱い私は重いだろうし、強い私は可愛くない

と、少し捨て鉢になって


心の乱れる新月の夜


書いてしまえばそれで終わる

弱い自分をそうやって支えてる