山田悠介『スイッチを押すとき』 | OPEN THE DOOR

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ブルベのことなど、自転車のことを中心に。

こないだの5連休で持ち歩いた本。最初の1日で読み終わっちゃたけど。

初めて読みました、山田悠介氏。

よく本屋ではお見かけしたけど、グロそうなのとか怖そうなのが多くて。

(←どっちも嫌い)

なので、『一番泣ける山田悠介作品、ついに文庫化!』というのを選んでみた。


…ちっとも泣けませんでした。
明らかに対象年齢外れた読者です、ごめんなさい。

国に拉致監禁されて、自らの命を絶つスイッチを持たされ、

モルモットにされる子供たち。

極限状態のなか、7年間もスイッチを押さずに生き続けている4人の子供がいた。

センターの監視員として働く南は、彼らがスイッチを押さない理由を聞き、脱出を図るが・・・。


これ、きっと10代の若者たちは、

「自分は何のために生きているんだろう?」とか

「自分がこんな状況になったら?」とか真剣に考えるんだろうな。

人として一度は通る道だと思うので、そういうことを考えるのはとても大切だと思う。

けっこう読書感想文の題材にもなっているようなので、納得。


この年になると、数少ないながらも身近な人の死とか病気とか経験して、

生きていること自体のありがたさを実感しているし、

日々の生活の些細なことでも、幸せだなぁ、って感じることもできるし。

・・・やっぱり、対象年齢外れてるな。


逆に、「これが(この人が)なくなったら、生きている意味がない」っていうものも、

思いつかないけど・・・・

まあ、平凡に普通に生きているのが、いちばん幸せなんだな、とあらためて思いました。


以上、感想文終わり。

テーマとしては重いねー、やっぱり。