星4.3
 ノーラン監督の物理学者、オッペンハイマーについて


予告編
シンコピー提供
原作カイハード「オッペンハイマー『原爆の父』と呼ばれた男の栄光と悲劇」
音楽ルドォヴィグゴランソン
製作脚本監督クリストファーノーラン。

ノーランの作品レビューおさらい!







大好きな監督クリストファーノーラン。新作を 撮影してる、ツイッター情報。なんと原爆の話 ?!からの日本上映中止騒ぎに。まあ 見えない報道規制的2024だけにあるかもとおもたら、「ビターズエンド」さんが配給決定。

からのオスカー受賞ニュースみてたら、まあノミネートの嵐の本作。そして数多くの受賞。
え~ノーラン監督賞受賞したの!(マーティンスコセッシにあげてよ!と思った。)

3時間、原爆!そんなんに興味1ミリもないけど、意を決し見に行ってきた。イオンシネマ新潟西でみてきた。





3時間は感じたけど、上回る素晴らしいモンタージュで、物理学者 オッペンハイマーを魅せていく ノーランドラマになっていました。
ラストは涙すら出ていました。数カットの表現でしたが素晴らしく涙腺ゆるみました。
彼の塗りかためられた処遇から功績を称えた授賞式のシーンで涙だった。

物語りは、重層的に展開。だが、私みるにそんなに複雑さは感じなかった。それより、オッペンハイマーを、めぐる歴史事象、歴史人物関係性、科学的事象が判らなかった。

が、まあ本作、アカデミーを撮ったキリアンマーフィーを見つめる映画にふさわしい素晴らしい演技!必見!
顔がしっかりやつれたり、ヤル気にみちたり、悩んだり、泣いたりと常に冷静なんだけど、物理学者オッペンハイマーを見事に演じわけていた。キリアンだげで私は充分に感動した。


ちなみに実際のオッペンハイマー




「ダークナイト」でバットマンにボコられる悪人から格があがったキリアンマーフィーだ。


 見所は、オスカー授賞のロバートダウニーJrにもあった。オッペンハイマーと敵対する人物になるのだろうか?ダウニーも念願の授賞演技を冷静に頭皮薄めに熱演していた。よかった!


「レスザンゼロ」のダウニー

「ピックアップアーチスト」のダウニー

私にとっては、「レスザンゼロ」「ピックアップアーチスト」からみてきたダウニーの受賞が嬉しかった。「アイアンマン」からの方は、ぜひ!若手のダウニーもみてね。もともとスタンダップコメディ、「サタデーナイトライブ」にも出演した事あるコメディアンでもある。だから「チャーリー」でオスカーを逃してから麻薬中毒まっしぐらに堕落、俳優引退まできて、からの「アイアンマン」「アベンジャーズ」からのオスカーなんで、ながいながい道のりだった。

あとオッペンハイマーの奥様役 、エミリー・ブラントがまあよかった。素晴らしい 形相でオッペンを叱咤叱咤叱咤からの蹴り上げをする、妻を演じていた。


ゴールドのエミリー・ブラント

マシューモデイン、勿論「フルメタルジャケット」リスペクト出演にほかならない。ノーランは、必ず このレジェンド好きな作品のあの俳優でてもらおう枠がある。


マシューモデインの「ジョーカー」


忘れてはいけない「戦場のメリークリスマス」のローレンスが今度はアインシュタインなんだから嬉しい訳なんだ、 ノーランのくすぐるようなレジェンド枠。

髪型と髭はよせてるアインシュタイン、顔はローレンス(笑)

「戦場のメリークリスマス」のローレンスことトムコンティ。
『ハアラアグゥンソオ~』と片言の日本語が、きこえてくる

ラミマレック、ケネスブラナー、ケイシーアフレックさらりと出演。わりとがっつりとマッドテイモン出演。

公開まで揉めた日本で公開していいの?問題。
さすが、ノーラン。被曝の日本をみるオッペンハイマーを描いたり、開発からすぐ投下された事実にびっくりした。超はやいでやんの、日本投下に。

度々、繰り返す爆音、ぼーっとするオッペンハイマーを入れて苦悩を表現していた。

みている最中、これは「ガンジー」「JFK」に匹敵する作品だなとみながら思っていた。




さて
物理学者オッペンハイマーについて
是非、 よく寝て、体力つけてからご覧ください。会話劇て魅せるオッペンハイマー劇場、散々 悩んだけど御免ノーラン!
とっても素晴らしい骨が太い力作でした!