製作脚本監督クリストファーノーラン。四回ほど予告鑑賞、面白そう。二回かつて劇場鑑賞したアメコミダークピカレスク物の傑作「ダークナイト」以来のノーラン監督。キャストの絶妙な配合、我が越後出身渡辺謙さんの出演、エレンペイジとマリオンコティヤール。マリオンはチラリとしか映らない、チラシにもいない、なにやら重要度高し。エレンペイジとどう描き分けるの?夢?妄想?マトリックスみたいな映像、音楽ハンスジマーのズーンという重低音。そんな予備知識。先行上映からのレビュー高評価続き。初日、沢山のお客様(百名ちょっとはいらっしゃいましたかね?)の中レイトで鑑賞。物語はネタバレすると嫌なんで未記入にします。いやーシナリオの素晴らしい映画であり、想像力を刺激されました。新しく複雑な悪夢を見たようです。私は少し肩が緊張とハッとしたビックリで痛くなりました。笑いどこ全然ありません。だから痛くなったかも、頭若干使います。「マトリックス」と全然違います。硬派でサスペンスなSFです。なんで疲れてる時に行くと眠たくなる
かもしれません、体調万全時、鑑賞希望。あとSFちょっと苦手?という方は厳しいかも?女性の方も少し覚悟必要です(SFというかスリープフィクションといいましょうか)。想像力をつかいます。なんで、前半の流れに乗れないと後半かなり厳しいと思います、ご注意ください。悩み進むディカプ、悩み事にあたる役確かに皆様ご指摘通り続きますね。(「シャッターアイランド」等々)出たよ隠れ売れっ子トムハーディ。「スペル」の怪しい役に続き、売れてますねこの、匂ういかがわしい役、モシャモシャヘアー顕在、思わず出たーと心で叫ぶ、チラシにいたの気付いてなかった、ゴメン。あと、まるで吸血鬼で低血圧のような切れ長のキリアンマーフィーも実に良い俳優さんでした。冷たい感じが素晴らしい。あとバルキルマーのメタボに続き笑ってしまうほどビックリ。本作の注目ポイントでした、トムベレンジャー!かつて「プラトーン」の鬼軍曹役で憎まれ注目!どんな扱いで、出るんだろうとかなり期待。そうしたらまるで会社役員のおじ様かと思っちゃいました、久
々の再会、驚愕でした。演技は素晴らしい割腹です。一番光った人、ジョゼフゴードンレウ゛ィット。中盤以降かなり感情移入して、応援してましたね。まるで、オリンピックを応援するかの如く心の中で黄色い声援を送ってたのは僕です。リアルでしたよね、レビューを拝見したらアナログな舞台SFXで撮ったそうですね、その辺も素晴らしい出来でした。そしてそして予備知識をガッツリ魅せてくれた素晴らしい女優陣。エレンペイジの小さな健気さ、日本人かよっというミニモニ感。彼女に対立するかのようなセクシーさ、マリオンコティヤールの素晴らしく謎な存在感と美しさ。いやーこのチョイス抜群過ぎて的確すぎて二人の役柄に魅力完敗です!マリオンコティヤールのおでこのデキモンガ少し気になった。そして新潟が誇る渡辺謙さんの素晴らしい立ち振る舞いを是非ご覧ください。歴史的な快挙であり、新しい記録だと思いました。古くは早川雪舟、ナンシー梅木、松田優作、から渡辺謙さんへ!ハリウッドでこんなに台詞をもらいしかも映えて、魅力的に映し出して貰えてる
事が快挙であり、偉業だと思います。ノーランは、謙さんに宛書きしてくれたそうですね。「バットマンビギンズ」で申し訳なく思ったんでわないんでしょうか?あの端役じゃ申し訳ない、あんな役なのにあんな誠心誠意やってくれたみたいな?日本人として、素直に超嬉しくなりました!謙さんの真面目でミステリアスなサイトーは超必見!ノーラン監督が作り出した夢、ノーラン街の悪夢。悪夢に関わる彼らの幾末とは?インセプションとは?
怒涛の映像がずーっと襲い、頭は悪夢の映像迷路をさまよい、中盤以降は驚愕、ビクッ、口あんぐりの連続でした。小さい頃から、私は映画に夢中になると口があく癖が出てしまいます。今回久々出ちゃいましたよ。ノーランの脚本監督という貴重な作家精神を魅せてもらいました。大変力強く貫いてる作品だとも痛感します。長いけど大丈夫でしたね。彼の多層な語り口、妙な興奮、中盤以降の盛り上がりに不思議な新しい感動と感情で涙ぐんでしまいました。また、もう一回見たくなる「クセ」のある植え付け(インセプション)をされてしまいました。クリストファーノーラン街の悪夢是非ご覧ください。追伸ズーーンズーーンという音好きです。