夏休みも終わって、観光地も空いているのではないかと思い、水戸に一泊旅行に出かけました。
短距離で向かえる高速道路がないので、多少時間がかかるのを覚悟で一般道で行きました。
第一目的地は、香取市から水郷大橋を渡った、稲敷市にある 横利根閘門(よことねこうもん)。
閘門( Lock)とは、水位の異なる水面をもつ河川や運河、水路に設けられる船を通航させるための施設を言うのだそうです。
横利根閘門は、約7年の大工事 の末、大正10年(1912)に完成し、現在も利用されている国内最大級の 煉瓦造複閘式閘門。
両端を内開きと外開きの二重の門扉とした複閘式閘門。

日本の土木技術史上,煉瓦造閘門のひとつの到達点を示す近代化 遺産としての価値により平成12年5月に重要文化財に指定
大正10年の完成後、昭和10年頃までは年間5万隻にも およぶ船舶の航行がありましたが、その後鉄道やトラックの発達に伴い 舟運は衰退。最近では、漁船や釣舟、モーターボートなどそれでも年間 1~2千隻の船舶が利用しているのだそうです。これって通行するのタダなんでしょうか?手間がすごくかかると思うのですが。
さて、茨城は結構遠い。もうお昼になってしまったので、大洗漁港で魚を食べます。
ところが、平日しか来たことのない日曜日の観光地を馬鹿にしていました。すごい人で駐車もままならず。
結局、前に入ったことのある「かあかちゃんの店」で。
まだ午後の1時なのに、入ったとたんに完売らしく店の入り口を閉められてしまいました。危なかった....。
数少ない売れ残りのメニューから
「お刺身定食 1800円」
「づけ丼定食 1,300円」
う~ん 何かお刺身が薄くなったような。でも、新鮮でおいしいのは確かだから、まあいいか。
さて、食事も終わり、次の目的地へ。
漁港から車で5分ほど離れた大洗海岸の森の中にある、「大洗幕末と明治の博物館」。
幕末の志士であり、のちに宮内大臣になった田中光顕(たなかみつあき)伯爵によって昭和4年に創立され、平成22年大洗町に移管されて現在に至る歴史ある博物館。
残念ながら展示室内は撮影禁止。
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幕末から明治期への歴史の流れや人物像がわかりやすく解説されており、とにかく昔の人の早熟さ(皆20歳前に考え方や学問の体系が完成している)と教養の高さにいつもながら感心させられました。
現在は総理大臣がまるで子どもなんだからどうしようもないですね。
もう一か所(水戸市埋蔵文化財センター)見学を予定していたのですが、時間が押してしまい本日の予定は終了としました。
ホテルに向かいます。
水戸の中心街、千波湖近くにある「水戸リバーサイドホテル」
古いホテルですが、部屋もまあまあ広く(ツインですが、すでにエキストラベッドが入っていた)、清潔感のあるホテルです。
駐車場代(300円)を取られた上に、戻って満杯であっても駐車の保証なしだというので、徒歩で行けるホテルの近くにある店で夕食をとることにしました。
今日は皆既月食があるようでしたね。
ところが、これが大失敗。近くの「ガスト」に何年かぶりで入って、以下のものを注文。
どれも野菜がスジばっかりで嚙み砕くのに苦労をするような品質(紙を食べているようで、あとでお腹をこわすような 実際にこわした)。
かといって値段が安いわけでもない。これではわざわざ食べに来る客はじり貧で、場所がなかったり、たまたま、時間がなくそこにあったから入るような位置づけに早晩(とっくに?)なってしまうでしょうね。
ということで、物価高と企業モラルの低下で外食産業はもう終わりだなという感想を強くして今日は就寝。


















