「『ひとくち残す』
と貝原益軒も【養生訓】の中で語って
います。」
私は整体後の説明で、目の前の女性に
笑顔を意識しつつ、説明すると、
「じゃあ、私は食べ過ぎということ
でしょうか?」と訊かれます。
(おぉー、わかってもらえましたか!)
この方は左膝の痛み、耳鳴りで2〜3週間に
1回お通いいただいています。
触診時、この方の背中の左半分が右側と
比べると、大きく張って盛り上がっておられ
ます。
背骨の胸椎6、7、8番が極端に右を
右を向いていて、腰椎2番もこれまた、
キュッといさぎ良いくらい左を向いて
います。
外見は色白でかなり若く見える方です。
体癖(たいへき)では、典型的な左右型の
タイプです。
この会員さんの訴えは左の膝の痛みと耳鳴
りでした。
左右の脚の長さを比べてみると左脚が
けっこう長い。
体が左重心偏りでけっこう左側に傾いている分、
首がバランスを取って右に傾いています。
胃を触ってみると、柔らかいのですが肝臓
を触ってみると硬く指が入りません。
もともと、人一倍頑丈な胃を遺伝でもらっ
ておられて胃のトラブルなんて滅多に起き
ないのですが、過剰な栄養を代謝するため
に肝臓が頑張りすぎています。
肝臓と胆嚢はセットです。
膝は胆嚢の関係、左重心がけっこう偏って
おられるので、左膝に痛みが出たと推察さ
れます。
膝の調整と耳鳴りの調整をした後の個人
指導で、根本的に膝を治そうと思ったらこ
れは、難しいでしょうが食事量を減らすこ
とです、とご説明をいたしました。
「ひとくち残す」
左右型の方は背骨が左右に向く関係で
普通の人よりも胃の働きが良いので、
どうしてもついつい食べ過ぎるきらいが
あります。
ですので、このタイプの方はダイエットは
しない方が良い。(食べるために生きると
いうところがあるためです。)
で冒頭の「ひとくち残す」に至ったわけ
です。
腹八分目どころか、腹九分目か九分目半くらい
からスタートする。
時間をかけてゆっくりと胃袋を小さくして
いくこと考えていきます。
すぐに体重減らそうなんて思うと絶対続かない
タイプです。(本人さんも過去何回も食事量を
減らそうとして挫折したそうです)
人はその人の体にあった方法でしか頑張れ
ません。
食欲が生まれつき旺盛な左右型の人には、
短期間で成果を出させようとせず、無理の
ない範囲でゆっくりと食事指導をしていく
方が良いでしょう。
