当然3人とも大好きなプレイヤーですが、僕は特にワトキンスの粘っこいプレイがお気に入りで、一番ブルースらしいのりが出せるのはこの人なんじゃないかなと常々思っておる次第であります。
それだけに交通事故による早死は本当に惜しいの一言。だってハードバップ最盛期に20代でなくなってるんやもんねー。
さてここに紹介するのは、そんなワトキンスが生涯残した2枚のリーダーアルバムのうちの一枚で、ただでも地味なスタンスにいた彼が、本当に地味なメンバーを集めてしまったような作品。
しかもここでの彼はベースを他の者にまかせて全編チェロを演奏しています。ところがそれの何と気持ちよい事。ジャズにこの楽器がこんなに合うというのを心底実感させられる1枚です。何でもそのチェロはレコーディング3日前に初めて手にしたという事だが、そんなの本当にありえるのか?
それにユゼフ ラティーフのフルートやオーボエがからみ、通常とは違うちょっと室内楽的でありブルーズ感覚に溢れたサウンドが楽しめます。
地味がどうした、と心からそう思える数少ないアルバムといえましょう。








