モブレイのワンホーンアルバムといえば、後の「ソウルステーション」が人気ですが、どっこいこちらはブレイキー、シルバー、ワトキンスというメッセンジャーズ創立時の超重量リズムセクションを従えた隠れたる名盤。
で、何で隠れたるなのかと言うと、実はこれ10インチで出たまんま、早々と市場から消え去ってしまってたんですね。10インチで発表されたブルーノートのレコードの多くは後12インチ化されて、かなりの数が名盤に数えられているのに、何故かこれだけは選からもれちゃったみたい。考えられる理由としては多分そのうち好機に再発してあげようというライオンの親心が反対に仇となったのでしょう。またこの初リーダーという人生最高のチャンスという時に、こんな顔半分隠して「誰でしょう?」なんて言ってる通り、本人も実にぶっきらぼうで無頓着な性格だったというし、その辺もリリースを逃した事実に関係があるのではないかと察します。
しかし中身の方はといえば、正にこの天才のスタートを飾るにふさわしい痛快な名演。まだR&Bの色も残してる部分もあって思う存分楽しめます。実際もし当時に12インチ化されていたらモブレイ=ハードバップの歴史も変わってたろうなと、しみじみと思う。
そのハンクモブレイを特集するDoodlin’のBLUENOTE MONDAYは、あさって6月4日に開催。乞うご期待!

※シカゴ~ニューヨーク旅日記は本日が最終会。みなさんご一読ありがとうございました。







