久々の水槽ネタ。(後編) | 夜明けのマリンブルー

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さんごとおさかなでインテリア水槽を。

さて、後編です。



ここからは最近買ったオージーミドリイシ達です。

新しいだけあってキレイです。(笑)


個人的に激ムズなエチナタは、かろうじてなんとか飼えています。
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現在約4ヶ月。
エチナタ飼育記録更新中です。
色はちょっと薄くなってしまいました。
環境がハマってないせいか?性質なのか?成長は遅いです。




ピンクハイマツは約1ヶ月半。
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ピンクのハイマツはキレイなだけあって人気がありますが、同時に難しい事でも有名?ですね。
特にインドネシアのハイマツやクシハダは色維持が困難な個体が多いです。

こちらはオージー産ですが、インドネシア産より維持が容易と聞くこともあり、挑戦してみることにしました。
最初に置いた場所は光が強すぎたのか、色が薄くなってきてしまったので少し移動させたら戻りました。
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今のところは良い感じです。




オージーミドリイシと言えばのスパスラタ。
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ちょうど1ヶ月くらいですが、予想に反して色が良くなってきています。(笑)
元がややパステルだったので、いい意味で褐虫藻が乗ってきて発色が良くなりました。
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しかしスパは本当に見れば見るほど色構造が複雑です。
この個体はCFP(シアン蛍光タンパク)、BFP(ブルー蛍光タンパク)、RFP(レッド蛍光タンパク)が確認できます。
RFPはもしかしたらペリジニンかも。

サンゴの色は蛍光タンパクだけではなく、このほかにも色素タンパクや、褐虫藻が持つ様々な光合成色素などが絡み合って「色」として見えています。
そしてその全てはサンゴにとって「必須」だから備えているのです。
サンゴ自身がそこで暮らす上で必要に迫られたからこそ、限られたエネルギーを使ってまで獲得しているのです。

逆に言えば、必要がない状況になればその色は失われていくでしょう。
あるいは、獲得が困難な状況になった場合。
必要がないから棄てたのであれば、その後の生存には問題ないかもしれません。
しかし、本当は必要なのに獲得ができない状況だとしたら、その後の生死にかかわるでしょう。

話が逸れたので戻りますw



スパ(小)。
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上のスパと同時に購入したものですが、こちらの方がよりパステルでした。
根元なんかはほとんど真っ白で白化状態(白骨化ではない)だったのですが、今は徐々に色が乗ってきています。
特にシアン蛍光の発色が強くなりました。
ギラギラしたシアン蛍光から先端微ピンクへのグラデーションがとてもキレイです。
うまくいけば先端のピンクはもう少し乗ってきそうな予感です。



スゲ。
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こちらは明らかに色落ちしています。
特等席なので光が強すぎるのかもしれません。
根元から衰退してきているのも少し不安です。
うーむ。



押しも押されぬオージー代表、人気No.1のストロベリー。
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先月の大阪ツアーにてゲットしたストロベリーです。
まだ3週間程度ですが、思っていたよりは色を保っています。
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ま、3ヶ月後には上のスパ達と一緒に茶色くなっていることでしょう。(泣)






SPS以外編。


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個人的に好きなチヂミトサカ。
小さいのが欲しかったのと、それなりのサイズだとそれなりのお値段がするので某ショップの販売水槽のLRにくっついていたチヂミトサカ(売り物ではないw)を頼んで3つ売ってもらいました。
といっても本当にミドリイシのフラグサイズだったので、とりあえずそれぞれをプラグにくっつけました。
それがたったの1年4ヶ月ほどでこんな立派なサイズにまで成長しました。

トサカは成長が早いですね。
色も微パープルで気に入っています。

3つとも、プラグはまだくっついています。(笑)
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低栄養塩なミドリイシ環境でも全く問題なく(むしろ適切?)育ちますね。
光もミドリイシのおこぼれで事足りるので、SPSタンクに入れるソフトコーラルとしてもおススメです。
ウチではブルーライトゾーンに置いていますが、見た目的には白い明るい光を当てた方が赤みがキレイに見えますね。

キレイ、丈夫、毒性弱い、成長早い、株分けも容易と好条件が揃い踏みのサンゴです。




ちなみにトサカと同時に、折れて底に転がっていたトンガトゲの破片も売ってもらいました。

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先端蛍光グリーンのトンガ定番タイプ。

最初はこんなサイズでした。
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こちらも成長はしているものの、最近ポリプの出がイマイチで成長が遅いのでなんとか復調させたいと思っています。
多分ですが、強光障害気味のような感じ。
どうもトゲはLEDの強光に弱い気がしてなりません。(KRと相性が悪いのか?)
何度か場所を移動してるんですが、なかなか具合のいい場所が見つかりません。
今はこの子を育てるのが楽しみです。




mjnekoさんに分けて頂いたパクパクウミアザミ。
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1株から4株まで増えましたが、ちょっとパクパク具合は減退・・・。

少し前までは超パクってたんですが・・・。(笑)
こちらはピーク時の動画です。

なんとか復活させたいですね。
どうせ水流を止めないとあんまりわからないですけど。(笑)
パクパクのカギがわかりません。




全然見た目通りに写っていませんが、マメスナフラグ群。
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こちらはマメスナプリンスことしんすけさんから譲って頂きました。
じわじわと増えてはいますが発色は落ちました。(汗)
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マメスナには真上からDSLを直射していたんですが、これが強すぎたのかずいぶん白っぽくなってしまったので、一旦取り外してしばらくすると褐虫藻が戻りだしたので、弱めのDSLを再設置して様子を見ているところです。


マメスナをキレイに発色させるにはやや栄養塩が必要とも聞きますので、SPSとの同居はあまり向いていないのかもしれませんね。
もちろん飼育自体は可能ですが、発色に関しては妥協が必要になるのかもしれません。



ウチで最古のサンゴ、スタポ(の一部)。
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購入時は沖縄産ということでしたが、この色は石垣産かな?

飼育は5年は経っています。
スタポだけはぴかぴかを維持できています。(笑)
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今までにちぎってあちこちに行っています。
元気かなぁ?




サンゴはだいたいこんな感じの水槽です。

最後にリクエストにお応えして、何時ぶりかわからないくらい久しぶりの全景を。

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では。(笑)