水流ポンプ等をカンタンにピカピカにする方法。 | 夜明けのマリンブルー

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さんごとおさかなでインテリア水槽を。

こんにちは、どにゃです。

だいぶ前になりますが、mjnekoさんからブログにまとめろと言われていた件です。
遅くなってスミマセン。(笑)


水槽内で使用している器具にはコケや石灰藻が付着しますが、頑固にこびりついているのでブラシでこするくらいではなかなか取れませんし、ポンプのように複雑な形状のものは特に面倒ですよね。


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そんな面倒な掃除をカンタンに、かつピカピカにする方法をご紹介致します。


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コケと石灰藻を2回に分けてクリーニングします。
まずはコケから。

ご存知の方もいらっしゃるかとは思いますが、台所用の漂白剤、いわゆる「ハイター」です。
ドラッグストアや100均やホームセンターで売ってる、安いので十分です。

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なるべく小さい容器に入れると量を節約できます。 まずは原液をドボドボとぶっかけます。

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量は本当にテキトーです。
多い程短時間でキレイになります。


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今回は1Lのプラケにこのくらい。
強アルカリはタンパク質を溶かすので手につくとヌルヌルが取れないのでご注意を。
特に原液は強力です。
そしたら対象物が浸るまで、お湯を注ぎます。


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熱湯はプラスチックなどにダメージがあるといけないのでダメです。
お風呂くらいのお湯でOKですし、別に水でも構いません。
ただお湯の方が処理が早い「気がする」だけです。(笑)

するとこのようにコケが変色してきます。

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石灰藻も白くなりますが、漂白剤では除去できません。
濃度にもよりますが、およそ数十分から1時間くらい経ったら水でよく濯げばこの通り。
もう一度言いますが手につくとヌルヌルが取れないのでご注意を。臭いし。(笑)

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少し残っていても指で軽くこするだけでキレイになります。


続いて石灰藻です。 漂白されて白くなっています。


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石灰藻にはクエン酸です。
ハイターと同じ場所で購入できると思います。
これはドラッグストアで買ったものですが、ダイソーだと200gで108円なのでかなり安いです。

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コレは顆粒状なので、良く掻き混ぜて溶かしてからポンプなどを沈めた方がいいですね。
あ、こっちは確実にお湯の方が反応が早いです。


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ポンプのスリットに沿って細かい気泡が上がっています。
石灰藻が酸と反応してじっくりと溶けていきます。

石灰藻の主成分は炭酸カルシウムです。
炭酸カルシウムの溶解力は塩酸>クエン酸ですが、塩酸は取り扱いに注意が必要な上に金属(ポンプのステンレスシャフトなど)を腐食させる危険があるので手軽に使えるクエン酸の方がいいです。

石灰藻が多少残っていても脆くなっているので爪やブラシでこすると取れますが、一度では完全には取りきれないことも多いので、長時間置く、濃度を高くする、クエン酸溶液を作り直すなど工夫をしてみて下さい。
濃度を高めにして長く放置すれば取れやすいと思います。

最後は流水でよく濯いでおしまいです。

アフター画像は撮り忘れましたが、ピカピカになりました。

ハイターとクエン酸の順番はどっちが先でもいいと思います。


なお、今までに何度もこの方法で掃除していますが、ハイターとクエン酸によるプラスチック、ゴム、セラミック、金属などへの攻撃性を感じたことはありません。

あ、ちなみにこするだけでは取れないスキマー本体の黄ばみもクエン酸漬け置きで取れます。
白や透明のアクリルは黄ばみが目立ちますから、スキッとクリアーになると気持ちいいです。
クエン酸で取れなかったらハイター漬け置きで多分取れると思います。