第36回介護福祉士本試験解説【問題40認知症:うつ、アパシー】
おはようございますいつもありがとうございます。第36回介護福祉士本試験解説【問題40認知症:うつ、アパシー】についてよろしくお願いします。****************************************問題: 問題40認知症(dementia)の行動・心理症状(B P S D)であるアパシー(apathy)に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。*****************************************1感情の起伏がみられない。2将来に希望がもてない。3気持ちが落ち込む。4理想どおりにいかず悩む。5自分を責める。*********************************************************************************************答え【1】認知症の症状は、大きく分けると2つあります。中核症状と認知症行動心理症状です。中核症状、というのは脳の病変などによって起こりうるものです。一方で行動・心理症状は、環境変化、薬剤などで起こりうる症状です。〈中核症状〉>記憶障害>見当識障害…人、物、場所がわからなくなる>3失(失行、失認、失語)>実行機能障害…手段を要する行為、計画を立てることが難しくなる〈認知症行動・心理症状〉妄想、暴言、暴力など1 …適切。 アパシーの特徴は、一言でいうと、無関心無気力な状態です。うつのような気分の落ち込みはみられません。2 …適切でない。アパシーとよく似た症状として、「うつ」があります。「うつ」症状では、気分の落ち込みなどが認められます。高齢者では、気分の落ち込みよりも頭が痛い、眠れない、などの訴えが目立ちます。3 …適切でない。「うつ」でみられる症状ですね。4 …適切でない。5 …適切でない。以上のことにより、【1】が適切となります。解説は以上です。