戸建を高く売るために欠かせない広告戦略と内覧対応のコツを、不動産歴25年以上のプロが解説。チラシ・ポータル・SNSの使い分けから、写真の撮り方、内覧時の対応まで、成約率と価格を上げる実践ポイントをわかりやすく紹介します。
こんにちは。
本気不動産の佐藤です。
「戸建って、どうやったら少しでも高く売れるんですか?」
これは売却相談で本当によく聞かれる質問です。
実は、
✔ 立地
✔ 築年数
✔ 間取り
これらは後から変えられない条件ですが、
広告の出し方と内覧の対応は、
売主さんの協力次第で結果が大きく変わります。
今日は、
戸建を高く売るための広告戦略と内覧対応のコツを、
現場目線でわかりやすくお話ししますね。
■ 戸建売却は「まず知ってもらう」がすべてのスタート
戸建売却で一番最初にやるべきこと。
それはシンプルに、
「とにかく知ってもらうこと」
です。
どんなに良い家でも、
知られなければ、内覧は入りません。
そのために、
エリアネットでは複数の広告媒体を組み合わせて使います。
■ 紙媒体(チラシ・フリーペーパー)は今でも強い
「今どきチラシって意味あるの?」
そう思われがちですが、地方ではまだまだ有効です。
特に、
-
札幌
-
千歳
-
苫小牧
こういったエリアでは、
フリーペーパーの反応が非常に良いんですね。
近隣の方が
「この家、売りに出たんだ」
と認知してくれることで、
✔ 親戚
✔ 知人
✔ 子ども世代
へ情報が回るケースも多いです。
継続的に配布し、
エリアを絞って出すことで、
他社との差別化にもなります。
■ 不動産ポータル+地域連合体の使い分け
もちろん、
スーモ・アットホームなどの
全国ポータルサイトは必須です。
それに加えて、
千歳・苫小牧では特に
不動産連合体サイトが強いという特徴があります。
実は、
この連合体に未登録の業者さんも多く、
ここで露出差が生まれるんです。
エリアの特性を理解した上で、
「数」だけでなく
「質(どこに出すか)」を考えることが重要です。
■ SNS・自社サイト・レインズもフル活用
売買物件で
SNSを本気で使っている会社は、まだ少数派。
だからこそ、
写真・動画での訴求は差別化になります。
また、
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自社ホームページ
-
レインズ(業者間ネットワーク)
この2つも非常に重要。
レインズは法的にも必須で、
登録しない=買主を減らすことになります。
囲い込みすぎず、広く募る
これが結果的に高く売る近道です。
■ 反響を左右するのは「写真」と「言葉」
広告で一番最初に見られるのは、
間違いなく写真です。
・広く見えるレンズ
・晴れた日の撮影
・時間帯と角度の工夫
これだけで、
問い合わせ数は大きく変わります。
天気が悪ければ、
後日撮り直して差し替えします。
最初はスピード重視、
あとからブラッシュアップ。
これが実務のコツです。
■ 変えられない条件は「見せ方」で補う
価格・場所・築年数は変えられません。
だからこそ、
✔ 写真
✔ コメント
✔ 導線
変えられる部分を徹底的に磨く。
「おすすめです」ではなく、
暮らしが想像できる言葉に変えるだけで、
印象はガラッと変わります。
■ 内覧前の準備で8割決まる
内覧の15〜20分前、
これだけはやってください。
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全室換気
-
レースカーテンを開ける
-
ドアはすべて開放
明るさと抜け感が出るだけで、
第一印象はかなり良くなります。
そして、
笑顔で迎える。
これだけで空気が柔らぎます。
■ 内覧中は「ついて歩かない」が正解
意外かもしれませんが、
売主さんが説明しすぎると逆効果です。
✔ 自由に見てもらう
✔ 考える時間を与える
「売りたい感」が出すぎると、
値引き交渉に入りやすくなります。
余裕がある雰囲気、
これが高く売るポイントです。
■ 家族全員の不安を一つずつ消す
内覧後は、
ご主人・奥様・お子さん
それぞれの感想を確認します。
特に奥様の
水回りの不安は重要。
「トイレ交換なら10〜15万円くらいですよ」
「ローンに組み込めますよ」
こうした具体策があると、
一気に話が前に進みます。
■ なぜここまで細かくやるのか
理由はシンプルです。
✔ 高く売れた方が売主さんも嬉しい
✔ 仲介手数料も比例する
✔ 地域の相場を下げたくない
売主さんと、
私たちの方向性は同じです。
だからこそ、
広告・写真・内覧対応まで
細かくお伝えしています。
■ まとめ|戸建は「仕組み」で高く売れる
戸建売却は、
運やタイミングだけではありません。
正しい広告戦略と、正しい内覧対応
この積み重ねで、
結果は確実に変わります。
「今いくらで売れるの?」
「うちも同じようにできる?」