2026年の不動産市場はどう動く?マンション・戸建・土地・投資物件の「二極化」が加速し、家賃や金利も上昇傾向へ。本気不動産の佐藤が、今の相場と2026年の住宅購入の最適タイミングを丁寧に解説します。
こんにちは、本気不動産の佐藤です。
本日のVoicyでは、「2026年をどう迎える?不動産購入のベストタイミングを徹底予測」 というテーマでお話ししました。
12月に入り、2026年まで残り1ヶ月。
「マンションがいいのか、戸建てがいいのか、あるいは投資物件なのか?」
そんなお悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
税制優遇などの制度面は 大きく変わらない見通し ですが、皆さんが一番気になるのは “相場がどう動くか” ですよね。
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■ 不動産市場はますます「二極化」が進む
日経新聞や地元紙、住宅系の専門紙を見ても「二極化」という言葉が頻繁に並んでいます。
正直、これは今に始まった話ではなく、2024年頃からすでに顕著に加速 していると私は感じています。
2026年・2027年に向けては、この二極化がさらに進むと予測します。
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売れる不動産と売れない不動産
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都市部と地方
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購入できる層とできない層
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地価が上がる地域と下がり続ける地域
マンション・戸建・土地すべてで、この差がどんどん大きくなっています。
■ 住宅価格が上がり続ける根本理由
よく「最近、不動産が高い…」と言われますが、値上がりは仕方のない側面もあります。
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資材高騰
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インフレ
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省エネ住宅の基準強化
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品確法(2000年)の導入以降、性能向上が続いている
長持ちする家・メンテナンスフリーに近づける家へ進化しているため、
建築コストが下がることはまずありません。
結果として、新築価格は今後も高い水準が続くと考えています。
■ 土地も「選ばれる場所」と「選ばれない場所」が分かれる
平坦地はどんどん価格が上昇し、傾斜地は価格が伸びづらい。
とくに傾斜地は、
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造成費用が高い
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土止めにコンクリートを大量使用
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高齢期に身体的負担が大きい
こうした理由で、年数が経つほど不利になりやすい地域が出てきます。
地方都市では、傾斜の強いエリアが過疎化していくのを目の当たりにしています。
一方で、そういった地域で事業をしたい方(カフェ・キャンプ場など)にとってはチャンスとなる場面もあります。
■ 賃貸派にも影響大:家賃は今後さらに上昇する可能性
賃貸オーナーも事業ですから、物価上昇の中で家賃を上げざるを得ない状況があります。
周辺相場が上がれば、家賃改定は法的にも認められるケースが多いため、
今後、家賃の二極化・上昇 はさらに進むと考えています。
引っ越し代の方が高くつくケースも増えるでしょう。
■ 金利も上がる可能性 → だからこそ「早く買う」が戦略
2026年には住宅ローン金利も上昇傾向になる可能性が高いです。
加えて、本日の新聞でも、
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若年層・子育て世帯への税制優遇が 中古住宅にも拡大
というニュースが出ていました。
新築でも中古でも、買うメリットが広がりつつあります。
■ 結論:2026年を待たず、買えるなら早めの購入がベスト
私の結論はシンプルです。
「買える方から、できるだけ早く買った方がいい」
理由は3つ:
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不動産価格は下がる材料より上がる材料の方が多い
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金利上昇リスク
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返済開始を早めるほどライフプランが安定する
年明けからの物件探しでもまったく遅くありません。
2026年に向けて、ご自身の住宅戦略を早めに動かしてみてくださいね。