不動産査定は昔と今でどう変わった?
耐用年数に基づく従来の「減価償却方式」から、一括査定サイト主流の“高値競争時代”へ。
査定の仕組み・販売期間・値下げ戦略の実態まで、本気不動産の佐藤社長が25年の経験から詳しく解説。
こんにちわ、本気不動産の佐藤です!
今日の放送では、**「不動産査定の昔と今」**をテーマに、25年間の実務経験の中で実際にどう変化してきたのかをわかりやすくお話しします。
昔の査定はとてもシンプルで、
木造は22年、マンションは47年の耐用年数をもとに「建物価値は年々下がる」という“減価償却方式”が基本でした。
土地の価値に、原価消却後の建物価値を足して総額を算出する、いわば“教科書通り”の査定が主流でした。
しかし今の現場は大きく変わっています。
査定の入口は、家ウール・リビンマッチ・スマイステップなどの“一括査定サイト”が主流。
複数の会社に情報が一斉に送られる仕組みのため、業者はどうしても
**「自社を選んでもらうために高めの査定額を提示する」**傾向が強くなりました。
その結果、
-
根拠より“数字の魅力”が優先される
-
実際には値下げを前提とした売り出しが当たり前
-
販売期間は3ヶ月では収まらず、半年〜9ヶ月が通常
という状況が生まれています。
つまり、
「査定の正しさ」より「競争に勝つための査定」が主役になっているということです。
昔の査定の方が数字は正確でしたが、
今の査定は“売却マーケティング”が濃くなった分、見方を誤ると危ない場面もあります。
今日の放送では、
その背景・現場のリアル・売主が知っておくべき注意点まで、
本音でしっかりお伝えしています。