マンション購入前に必ず読むべき書類13項目|後悔しないチェックリスト | 佐藤竜志 オフシャルブログ

佐藤竜志 オフシャルブログ

はじめまして
不動産業25年以上の経験から、不動産に関することはもちろん
相続や終活、建築・リフォームのことなど知っていることをお伝えします
日々の出来事や営業職についてなど、楽しみながら発信してゆきます

マンション購入で後悔しないために必要な「重要書類13項目」を本気不動産の佐藤が徹底解説。管理規約、使用細則、修繕積立金、総会議事録など、必ず確認すべきポイントを具体的にまとめた保存版ガイド。2026年のマンション購入予定者にも必見。

こんにちは、本気不動産の佐藤です。

今日は マンション購入で絶対に避けたい“後悔”を防ぐための、重要書類の確認ガイド をまとめました。
マンションは不動産の中でも説明量が圧倒的に多く、書類一つで良し悪しが大きく変わる世界です。

その前に、まずは今回のテーマに関連する YouTube動画3本 を貼っておきます。どれも今回の記事とセットで理解が深まります。


🎬【関連動画3選】(YouTubeリンクは差し替えてご利用ください)

  1. 【買ってもいい中古マンションの特徴】〇〇最優先はもう古い!?失敗しない住宅購入の方法を不動産歴25年のプロが解説します!https://www.youtube.com/watch?v=Ti7Xs0952_8&t=1519s

  2. 資産価値が落ちる家と落ちない家の違いとは?マンション市場の価値について不動産歴25 年の社長が本気で解説します!https://www.youtube.com/watch?v=xZRSjoMNC8o&t=222s

  3. 数年で買い替えたくなる?安っぽく見えるマンションの特徴を不動産歴25年のプロが解説します!​​​​​​​https://www.youtube.com/watch?v=CL9RUVwc-Kk&t=46s


✳️この事実を知らないとマンション購入は失敗します

マンション購入は、戸建てよりもはるかに説明量が多く、
「書類を知らずに買う=リスクを抱えて契約する」 ことと同じです。

私も25年以上の実務経験、1200件以上の売買、4000件以上の査定相談の中で
「書類を読んでいれば避けられた失敗」を何度も見てきました。

2026年にマンション購入を予定している方も、
いま検討中の方も、ぜひこの記事を保存してご活用ください。


▼【第1章】書類は当日初見は危険!必ず事前にチェック

重要事項説明は契約直前に行われるケースが多く、
その場で分厚い書類を初めて見ても、正直…理解は追いつきません。

  • どんな書類があるのか

  • 何を優先して見るのか

  • どこがリスクの芽なのか

これを 事前に仲介業者が集約して説明することが本来の役割 です。

「当日まとめて提示」は、実は大手でもよくあります。
ですがマンションほど書類が多い商品でそれは危険。


▼【第2章】まず目視から:管理状態の一次チェック

書類を見る前に、まず現地で“空気感”をつかむことが大事です。

  • ゴミ置場は清潔か?

  • 掲示板は最新の情報が貼られているか?

  • エントランスは雑然としていないか?

古くても“美しいマンション”はあります。
逆に新しくても管理がゆるいマンションも多数見てきました。

「築年数・駅距離・内装の綺麗さ」だけで判断しないこと。
管理の質は資産価値に直結します。


▼【第3章】マンションの核となる重要書類:4つの規約

■①管理規約

マンションの憲法。

  • 占有部分・共用部分の線引き

  • 管理組合の運営ルール

特に、占有・共用の区分が曖昧だと後で揉めます。

■②使用細則

生活ルールが細かく書かれています。

  • ペット・騒音

  • バルコニーの水使用

  • 重量物の搬入

  • 自転車・ベビーカーの置き場

マンションメーカーによって差が大きく、時代に合わせて改定されます。

■③その他規約

  • 駐車場ルール

  • ペット規約

  • 集会室

  • 自転車置場ルール
    など、設備ごとの個別規約が別紙で存在します。

■④改正規約

必ず「最新の差込版」になっているか確認しましょう。
古い版を元に判断するとトラブルになります。


▼【第4章】リフォーム・設備導入の可否

マンションは“自由にリフォームできる”と思われがちですが、実は違います。

●管理組合の許可が必要

  • 床材の指定

  • 防音規定

  • 素材制限

  • 工事可能時間

  • 下階への影響
    など、細かく審査されます。

許可前に契約するのはNG。
希望のリフォームができないケース、今も普通にあります。

●設備導入の技術制約

  • 電力容量の上限

  • エアコン設置の可否(穴開け問題)

  • IHが使えないケース

※契約前に必ず「導入可否」を確認しましょう。


▼【第5章】修繕積立金・修繕計画・履歴・借入

ここはプロでも判断が難しい部分。だからこそ慎重に。

■①修繕積立金の総額

「いま残高がある=安心」ではありません。
今年の大規模修繕でほぼゼロになるケースもあります。

■②修繕計画

物価高で多くのマンションが計画通りにいっていません。
必ず“現行版”を確認してください。

■③修繕履歴

計画と実績がきちんと整合しているか。

■④借入

借入があるマンションは慎重に。

  • なぜ借入したのか?

  • 資金不足が常態化していないか?

背景理解が重要です。


▼【第6章】最重要資料:総会議事録

全書類の中で「1つだけ見ろ」と言われたら、私は 総会議事録 を選びます。

  • 会計状況

  • 課題、トラブル

  • 管理への住民姿勢

  • 修繕の議論の深さ

議事録はマンションの“リアル”がそのまま書かれています。


▼【第7章】売主へのヒアリングで分かる一次情報

書類にない情報は、売主の 付帯設備表物件状況等報告書 に潜んでいます。

  • 設備の不具合

  • 事件事故の有無

  • 近隣トラブル

  • 壁の傷

  • 水漏れ履歴

仲介業者を通じて、しっかりヒアリングしましょう。


▼【第8章】仲介会社の役割

仲介会社は 書類一式を整え、噛み砕き、リスクを抽出する のが仕事です。
分厚い書類をそのまま丸投げする業者は、正直あまりおすすめできません。

私の会社では

  • 管理規約

  • 修繕計画

  • 修繕履歴

  • 総会議事録
    など、最低限のセットを事前に集めてご説明しています。


 

 

▼【まとめ】

マンション購入は「書類を制する者が成功する」といっても過言ではありません。

ぜひ今回の記事を保存して、購入前のチェックにお役立てください。

質問はコメント欄でも公式LINEでもお気軽にどうぞ。