住宅ローンの変動金利と固定金利の違いを徹底解説。仕組み・リスク・シミュレーション・選び方をわかりやすく解説し、最適な住宅ローン選びの参考に。
こんにちは、本気不動産の佐藤です。
住宅ローンを検討するときに必ず出てくる「変動金利」と「固定金利」。
なんとなくの違いは知っているけれど、「実際に借りると返済が毎月変わるのでは?」と不安に感じる方も多いのではないでしょうか。
今回はその不安を解消するために、変動金利と固定金利の基礎からリスク、そして選び方の全体像をわかりやすく整理してお話しします。
◆ まずは変動金利の仕組み
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変動といっても「毎月の返済額がコロコロ変わる」わけではありません。
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実際には 5年間は月々の返済額が一定 で、半年ごとに「利息部分だけ」が見直されるルールです。
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そのため、元金の減り方が金利次第で大きく変わり、5年後の残高に差が出るのがポイントです。
たとえば、月10万円の返済をしていても、
金利が低ければ元金が多く減り、金利が高ければ利息ばかり払う形になります。
ここを理解していないと「返済しているのに残高が全然減らない」という落とし穴にはまってしまいます。
◆ 固定金利の考え方
固定には「3年固定」「10年固定」「全期間固定」などがあり、期間中は返済額が変わらないのが大きなメリットです。
その分、金利は変動型より高めに設定されますが、将来の金利上昇リスクを避けたい方にとって安心材料となります。
特に「フラット35」は全期間固定の代表例。初期費用や手数料は高めですが、家計の見通しを安定させやすい選択肢です。
◆ 金利上昇リスクと実際のニュースとの関係
変動金利は「短期プライムレート」、固定金利は「長期プライムレート」に影響を受けます。
海外の金利動向や為替ニュースが日本の住宅ローンに波及することも少なくありません。
ただし、金融当局は急激な変動を避ける傾向にあり、実際には段階的に上がることが多いのが現状です。
◆ シミュレーションで考える
仮に1000万円を35年・金利0.5%で借りた場合、月返済は約2.6万円。
金利が2.0%まで上がると月3.3万円になり、5000万円の借入なら毎月約3万5000円の差になります。
「125%ルール」で一気に返済額が増えないようにセーフティはありますが、商品ごとに条件が違うので必ず確認してください。
◆ どう選ぶべきか?
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安定重視なら固定(特に全期間固定)
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低金利メリットを活かしたい人は変動。ただしリスク許容度が必要
表面金利だけでなく、手数料や総支払額を比較することがとても大切です。
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まとめ
変動金利と固定金利、それぞれにメリット・デメリットがあります。
一番大切なのは「自分の家計とリスク許容度に合った選択」をすることです。
みなさんは「変動派」ですか?それとも「固定派」ですか?
ぜひコメントで教えてくださいね。