分譲マンション 騒音対策|購入前に確認すべき構造・床材・トラブル回避のポイントまとめ | 佐藤竜志 オフシャルブログ

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はじめまして
不動産業20年以上の経験から、不動産に関することはもちろん
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日々の出来事や営業職についてなど、楽しみながら発信してゆきます

こんにちは!本気不動産の佐藤です。

今回は、分譲マンションを購入する際に多くの方が気にされる「騒音問題」について、実際の相談内容や原因、構造ごとの違い、そしてトラブルを未然に防ぐための対策について、現場目線でお話しします。


■ よくある騒音トラブルとその実態

マンションでの騒音の悩み、実はかなり多岐にわたります。
特に以下のようなご相談が多いです:

  • 上階の足音や家具を動かす音

  • ペットの鳴き声

  • ピアノやギターなど楽器の音

  • 廊下や外部(公園・道路・花火)の音

一方、賃貸と分譲では「音の伝わり方」や「住民の意識」がまったく違うんです。
分譲マンションは基本的にRC(鉄筋コンクリート)構造で、空中を伝わる音(会話やTVの音など)は響きにくい構造ですが、低音(足音など)は注意が必要です。


■ 建物構造や施工方法が騒音のカギ!

購入前に見落とされがちですが、次のポイントは特にチェックが必要です。

床材の種類
遮音性の高いカーペットやL45等級以上のフローリングはおすすめ。
リフォーム済み物件では遮音材が使われていないこともあるので注意です。

スラブ厚(床のコンクリートの厚さ)
200mm以上ある物件なら比較的安心。2000年以降の物件は基本的に180mm〜が多いです。

施工方法(直床 or 二重床)
二重床の方が音は響きにくいと思われがちですが、施工不良があると“太鼓現象”が起こることも。
施工会社や売主への確認が大切です。

管理規約の遮音基準
「L45以上の床材指定」など、リフォーム時のルールがあるマンションも。
トラブルを防ぐにはこのルールを守ることが大前提です。


■ トラブルが起きたらどうすれば?

最も重要なのは、直接言わずに管理会社を通すこと
直接伝えると感情的な対立に発展することが多く、解決どころか悪化するリスクがあります。

管理会社・管理組合を通して、

  • 張り紙

  • 書面での通知

  • 定例会での周知

などの間接的な対応をするのが一般的なやり方です。


■ 実際はそこまでトラブルは多くない?

意外かもしれませんが、分譲マンションでは深刻な騒音トラブルの件数は少ないのが実情です。
理由は以下の通り:

  • 居住者のマナー意識が高い

  • 管理体制がしっかりしている

  • 賃貸に比べて建物構造が頑丈

子育て家庭で「足音が心配…」という方は1階の住戸を選ぶのが一番の解決策です。


■ 安心して物件探しをするために

  • 騒音対策に配慮された構造を持つマンションを選ぶ

  • 気になることは遠慮なく担当者に質問する

  • 住民マナーや管理体制も重視する

物件探しでの騒音不安は“過度な心配”で終わることが多いです。
安心して理想の住まいを見つけてくださいね。


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