【保存版】引き戸と開き戸の違いとは?後悔しないドア選びのポイントと活用法 | 佐藤竜志 オフシャルブログ

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引き戸と開き戸の違いを徹底解説!新築・リフォーム時に知っておきたいメリット・デメリット、設置の注意点までプロが語ります。


こんにちは、本気不動産の佐藤です。

家づくりをする中で、意外と見落とされがちなのが「ドアの種類」。
でもこれ、住んでからの快適さにものすごく影響してくるんです。

今回は、「引き戸」と「開き戸」の違いと、それぞれの活用ポイントについて、わかりやすくお話していきますね。


◆ 引き戸と開き戸、何が違うの?

まずは基本から。
開き戸は、蝶番(ちょうつがい)で固定されて内側や外側に「開く」ドアのこと。一方、引き戸は横にスライドさせて「引いて開ける」ドアのことです。


◆ 引き戸の種類、実は3パターンあります

  1. アウトセット型
     → 壁の外側にレールを設置。既存の壁に後付けもOK。リフォームにおすすめ!

  2. 壁内収納型
     → 壁の中にドアがスッと収まるタイプ。空間がスッキリ見えるけど、設計段階からの工夫が必要です。

  3. 壁間収納型
     → 両側に壁があり、その間に収納するスタイル。和室の仕切りなどによく使われます。


◆ 引き戸と開き戸のメリット・デメリット

【引き戸のメリット】

  • 開閉スペース不要=家具が近くに置ける!

  • 開けっぱなしで風通し抜群

  • ソフトクローズ付きなら指詰めリスクも軽減

【引き戸のデメリット】

  • 隙間ができやすく、音漏れ・光漏れが心配

  • 壁が薄くなる部分にスイッチやコンセントが付けられない

  • 開き戸よりコストが高め。設計や予算の段階で検討を


◆ どんな場所に引き戸がおすすめ?

  • 洗面所・キッチン・トイレ周り:開けっぱなしで移動しやすい

  • 和室の仕切り:引き戸で仕切れば解放感アップ

  • 子供部屋や高齢者住宅:出入りがスムーズで、安全性も高い

引き戸は“空間をつなぐ”イメージ。
開き戸は“空間を閉じる”イメージです。


◆ 高齢者・子育て世代に人気な理由

高齢者住宅では、車椅子での移動を想定して引き戸が推奨されます。
また、ソフトクローズ付きの引き戸は、子どもが指を挟む心配も軽減。
子育て世代からも「引き戸にして良かった!」という声、よく聞きます。


◆ こんな場合は開き戸がベスト!

  • 音や光をしっかり遮りたい寝室

  • プライバシーを重視したい書斎や個室

  • 引き戸の設置スペースが確保できない場合

開き戸は密閉性が高く、音漏れを気にする部屋には最適です。


◆ 引き戸設置の注意点とリフォーム対応

引き戸を設置するには、**「初期の設計段階で伝えること」**が大切です。
あとから変更する場合は、アウトセット型を採用すれば、既存の壁に後付け可能。

ただし、コンセントやスイッチの配置に注意が必要。壁内にドアが入る場合、そこに配線が通せないケースもあります。


◆ 実際の設置事例から学ぶ

たとえば洗面所の引き戸。
スイッチの位置を考慮して壁を少し厚くして「ふかし壁」にして設置することも。

また、チリ(へこみ)をうまく使えば、隙間からの光漏れや音漏れを最小限に抑える工夫もできます。


◆ まとめ|ドア選びで暮らしは変わる!

ドアって、地味に見えて実は生活動線や快適性に直結する大事な設備なんです。

新築でもリフォームでも、「どこに引き戸を使うか」「どこは開き戸にするか」――
この見極めが、住み心地を左右すると言っても過言じゃありません。

引き戸と開き戸、それぞれの特徴をしっかり理解して、自分たちの暮らしに合った“ベストな選択”をしていきましょう!


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