ビルトインガレージの魅力と失敗しない設計ポイント|雨の日も快適な暮らしを実現 | 佐藤竜志 オフシャルブログ

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はじめまして
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ビルトインガレージは雨や雪を避けて快適に車を使える理想のガレージ。この記事では、設計の注意点から活用方法まで、後悔しないためのポイントをプロ目線で解説します。

 

こんにちは、本気不動産の佐藤です。

今日は、「ビルトインガレージ」について、ちょっと深掘りしてお話しします。
最近、都市部や雪国で人気が高まっているビルトインガレージ。
ただ、設計を間違えると“便利”どころか“後悔”になることもあるんです。


◆ ビルトインガレージとは?

まずは基本から。
ビルトインガレージというのは、建物の一部に車庫が組み込まれているタイプのガレージのこと。
つまり、外に別棟で建てる車庫とは違い、家の中に車をしまえるんですね。

何がいいって、雨の日でも濡れずに家に入れる。雪の日でも車が汚れない。
それに、デザイン的にも建物と一体化していてスマート。
一見、理想的なガレージの形に見えます。


◆ 設計で失敗しないための3つの視点

① 道路との取り合いは超重要!
ビルトインガレージは「位置」が命です。
道路からの出入りがしづらいと、駐車のたびにストレスに。
特に積雪地域では、建物を前寄せにすることで除雪の手間が減りますよ。

② 玄関までの動線が快適か?
車庫と玄関が離れていたら、結局傘が必要になります。
理想は、車庫から直接玄関にアクセスできる設計。
そのためには、玄関ポーチの広さも計画段階で要チェックです。

③ スペースにゆとりを持つ
最低でも2.7m、できれば3.6mの幅がほしいところ。
荷物の積み下ろしやドアの開閉のしやすさが大きく変わります。
「狭くても停まるからOK」は、あとで絶対後悔します!


◆ 見落としがちな設計の落とし穴

● 床の高さと排水対策を忘れずに!
道路との高低差があると水がたまりやすくなります。
排水溝やグレーチングの設置は必須。
湿気と落ち葉で臭いが出る…なんて話、よく聞きます。

● シャッターの高さは“未来の車”にも対応を
今はコンパクトカーでも、将来SUVやキャリア付きの車を買うかもしれません。
シャッターの高さは余裕を持って。
電動タイプを選ぶと、開け閉めも楽でおすすめです。

● 換気と明かり取りも忘れずに
ガレージ内の空気はこもりやすいです。
換気扇+通気口+小窓の組み合わせが理想的。
自然光が入るだけでも、グッと快適になります。


◆ ガレージは「車庫以上」に使える!

ビルトインガレージって、実は使い方は人それぞれ。
キャンプ道具やバイク、DIYの作業スペースとして使う方も増えています。

高級住宅なんかだと、車を魅せる“展示スペース”のような設計をすることもあるくらい。
壁材をビニールクロスにしたり、ダークトーンで仕上げたりするだけでも、グッと雰囲気出ますよ。


◆ まとめ|設計の段階がすべてを決める

ビルトインガレージは「設計が9割」といってもいいくらい重要です。
快適に使えるか、ストレスを感じるかは設計次第。

・道路と玄関との取り合い
・換気や排水計画
・そして日々のメンテナンス

このあたりをしっかり抑えておくと、「建ててよかった!」と思える空間になりますよ。

「車庫=車を置くだけの場所」ではなく、「暮らしを便利にする空間」として、ぜひ前向きに活用してみてくださいね。