キッチン設備で失敗しないための10のポイントを、不動産のプロ・佐藤社長が解説。食洗機・コンロ・収納・レンジフード・パントリーなど、後悔しない家づくりのヒントを実例とともにお届け。
みなさんこんにちは!本気不動産の佐藤です。
今日は「キッチン設備で後悔しないための10のポイント」についてお話しします。
キッチンって、家を建てる時やリフォームする時に「なんとなく」で決めてしまいがちな場所。でも、実は生活の中で使う頻度がとても高い場所なんですよね。だからこそ、設計段階でしっかり考えることが、後悔しない家づくりのカギなんです。
今回は、私が実際に見てきた「失敗例」や「これは気をつけたほうがいい」というポイントを、10項目に分けてお伝えします。
1️⃣ 食洗機の選び方
最近は標準装備になりつつある食洗機。でも「深型」と「浅型」があるのをご存知ですか?
家族の人数や使用頻度に合わせて容量を選ぶことが大切。
ショールームで普段使うお皿や鍋のサイズを確認するのもオススメですよ。
ちなみに海外製と国内製、どちらも一長一短。使い勝手はショールームで実物確認が一番!
2️⃣ コンロは「掃除」と「使い勝手」で選ぶ
「ガスコンロ」と「IHコンロ」、どっちがいいの?とよく聞かれます。
ガスは調理の幅が広いけど、掃除はちょっと大変。IHは掃除が楽だけど、吹きこぼれはすぐ拭かないと跡が残る…。
ごとくの外しやすさや天板の素材もチェックポイントですよ。
3️⃣ オーブンの設置は必要?
昔は「ビルトインオーブン」が人気でしたが、最近は減少傾向。
魚焼きグリルがオーブン代わりになるタイプのコンロも出ています。
「本当に必要か?」を家族で話し合いましょう。
4️⃣ キッチンパネル or タイル
掃除のしやすさなら断然キッチンパネル。
でも、タイルはデザイン性が高くておしゃれ。
目地の色を工夫すると、汚れも目立ちにくくなります。
5️⃣ レンジフードの選び方
「掃除のしやすさ」を重視してください。
最近は自動掃除機能付きもありますが、価格は高め。
中古物件を買う場合は、前のオーナーの使用状況をチェックするのが大切です。
6️⃣ シンクと天板の素材選び
人造大理石は見た目が美しいけど熱に弱い。
ステンレスは価格が安くて耐久性が高い。
ここも好みですが、どちらも長所短所があります。
そして意外と盲点なのが「キッチンの高さ」。
身長に合わないと腰痛の原因になるので、慎重に!
7️⃣ 釣り戸棚の有無
「釣り戸棚いらない派」、実は増えています。
圧迫感がなくなり、空間が広く見える。
ただし収納量が減るので、背面収納でしっかり補いましょう。
8️⃣ 背面収納の扉に注意
見た目重視で大きな一枚扉を選ぶ人もいますが、開け閉めが意外と面倒。
普段の使いやすさを考えると、引き戸や小分けの扉の方が便利なこともあります。
9️⃣ パントリーは「広ければ良い」は間違い
奥行きが深いと「デッドスペース」になる。
「何をどこに置くか」までイメージして設計しましょう。
棚の高さや奥行き、可動式か固定かも重要です。
🔟 ゴミ箱のスペース、忘れがち
意外と忘れがちなのがゴミ箱スペース。
地域のゴミ分別ルールに合わせた数と大きさが必要です。
あと、動線を妨げない配置も意識しましょうね。
【まとめ】
キッチン設備は「見た目」だけでなく「使い勝手」「掃除のしやすさ」「収納力」をバランス良く考えることが大切です。
そして、必ず自分がその場に立って「ここで料理する姿」をイメージすること。
私は何百件もの家を見てきましたが、「ここをこうしておけばよかった…」という声、本当に多いです。
動線・収納・掃除のしやすさを最優先に、後悔のないキッチン作りをしていきましょう!
以上、佐藤でした!