不動産取引で失敗しないためには、業界の裏話と注意点を知ることが重要。売り主・買い主のバランス、クレームの実態、大手と中小の違い、正しい業者選びのポイントを現役プロがわかりやすく解説します。
こんにちは!本気不動産の佐藤です。
今回は、**「不動産業界の裏話」と「取引で気をつけるべきポイント」**について、25年以上この業界に関わってきた僕の経験から、できるだけわかりやすくお話しします。
「へぇ~そんな世界なんだ!」と面白がってもらえたら嬉しいです。
■ 不動産取引は“売り主”が命
まず大前提として、不動産取引では売り主の存在がものすごく重要です。
「当たり前じゃない?」と思うかもしれませんが、これが意外と見落とされがち。
不動産屋も、物件がなければ商売ができません。
1つの物件があるだけで、数十件、時には数百件の問い合わせが集まることもあるんです。
だからこそ、売り主を大切にしつつ、買い主も満足できるバランスを取ることが求められる。
僕はいつも「お客さんとは家族や友達みたいな距離感で」と心がけています。
一方的に売るんじゃなく、「一緒に考える」スタンスが大事なんですよね。
■ クレームはどこから生まれる?
不動産取引ってトラブルが多いイメージ、ありませんか?
実際のところ、クレームは意外と少ないんです。
ただし、ゼロではない。
多いのは「営業マンの対応」や「説明不足」に対するもの。
だから、調査や説明を徹底することで防げるケースがほとんどなんです。
僕も物件調査や告知事項の確認には、めちゃくちゃ神経を使います。
「小さな気遣いの積み重ね」で大きな問題は防げるんですよ。
■ “曰付き物件”は本当にある?
「この物件、何かあるんじゃない?」
不動産あるあるの一つに“曰付き物件”がありますが…
実際にはほとんど存在しません。
噂や近所の人の声で「曰付き」とされるケースが多いんです。
僕自身、25年この仕事をしていますが、いわゆる“曰付き物件”に出会ったことはありません。
逆に、怪しい話が出たら、しっかり調査して事実確認をします。
不安があれば、遠慮なく相談してくださいね。
■ 大手だから安心?それ、ちょっと待って
「大手不動産会社=安心」と思っている人、多いんじゃないでしょうか?
確かに大手は知名度も実績もあります。
でも、営業マンの質には差があります。
新人もいればベテランもいて、対応力はバラバラ。
大手だからといって、必ずしも丁寧な対応が受けられるわけじゃないんです。
一方で、地方の業者には“囲い込み”や報告を怠るなど、ルール違反も見かけます。
「規模」ではなく「担当者個人」を見極めることが、本当に大切なんです。
■ “お買い得物件”ってあるの?
「安くていい物件が欲しい!」
誰もがそう思いますよね。
でも…“お買い得物件”はほとんど出回りません。
なぜか?
本当にお得な物件なら、業者が自分で買っちゃうからです(笑)
だからこそ、価格交渉も「ただ安くして!」ではなく、理由を持って臨むことが大事。
無理な値引き交渉は、売り主の心証を悪くするだけ。
信頼できる業者と一緒に、戦略的に交渉しましょう。
■ 知り合いの不動産屋に頼むときの注意
「知り合いに不動産屋がいるからお願いする」という方もいますよね。
でも、これが意外な落とし穴になることも。
“知り合いだからこそ”不透明な取引をされることもあるんです。
だからこそ、「信頼できるかどうか」を見極めるのが大事。
関係性だけで選ばず、実績や対応をちゃんと確認してから依頼しましょう。
■ 最後に…不動産は“人”で決まる!
不動産業界には、誤解や注意点がたくさんあります。
でも、正しい知識を持てば、怖がる必要はありません。
結局のところ、不動産取引は“人”で決まるんです。
信頼できる担当者を見つけて、正直に相談し、納得できるまで話し合う。
それが、後悔しない不動産取引の一番のコツだと、僕は思っています。
もし迷ったり、わからないことがあれば、ぜひ気軽に相談してください。
“犬好きでしつこい”僕が、親身になってお応えします!
【おわりに】
今回は「不動産業界の裏話と注意点」についてお話ししました。
大切なのは、物件ではなく“人”を選ぶこと。
皆さんの不動産選びが、納得のいく良いものになりますように!