リフォーム費用の目安と優先順位|賢く計画するための基礎知識【2025年版】 | 佐藤竜志 オフシャルブログ

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はじめまして
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中古住宅購入を検討中の方必見!リフォーム費用の相場と優先順位を本気で解説。水回り、内装、暖房設備、スケルトンリフォームまで、後悔しないための計画術をお届けします。


こんにちは、本気不動産の佐藤です。

今回は「リフォームの費用感と優先順位」について、住宅購入を考えている方向けに、プロ目線でお話ししていきます。

中古住宅を購入する際に避けて通れないのがリフォーム。
でも実際、いくらかかるの?どこから手をつけるべき?そんな疑問にお答えします。


1. 内装リフォームの費用感とコツ

まずは、表層部分の内装工事から。

床・天井・壁紙のリフォームは比較的安価で、費用の目安は100万~150万円程度
使用する床材によって金額は変わります。例えばクッションフロアは低価格ですが、耐久性に難ありなので長い目で見るとオススメしません。

ポイント:
・フローリングの素材選びが金額と使い心地に直結
・ドア交換は内装工事と同時がベスト(効率もコストも◎)


2. 水回りのリフォーム費用と耐用年数

リフォームで一番注目されるのが水回り。
キッチン・お風呂・洗面台・トイレの4点セットで200万〜250万円が目安です。

  • キッチン:90万〜100万円

  • お風呂:90万〜100万円

  • 洗面台・トイレ:各20万〜25万円

15年~30年のサイクルで交換を検討すれば十分。
ただし、ハウスクリーニングだけで綺麗になる場合もあるので、状態をしっかり見極めましょう。


3. 暖房・給湯設備のリフォームはタイミングが重要

  • 給湯器や暖房ボイラー:30万〜35万円

  • 暖房+給湯の一体型:約70万円

  • ハイブリッドガス型(省エネ型):70万〜80万円

購入と同時に交換すると、後々のトラブルも減り、効率的です。


4. 大規模リフォーム「スケルトン」の費用感

「全てを一新したい」という方には、スケルトンリフォームという選択肢も。

  • 費用目安:1,500万〜2,000万円

マンションをまるごと新築同様にしたい方にはおすすめですが、費用も新築並みにかかります。


5. その他のリフォーム:窓・ドア・バリアフリー

  • 窓交換:10万〜30万円(サイズにより変動)

  • ドア交換:1箇所あたり約10万円

  • ガラスだけの交換も可能ですが、枠の汚れも要確認です。

バリアフリー対応では手すりの設置が主流。

  • 手すり:1箇所あたり5万〜10万円

  • スロープ設置は現実的に難しいため、手すり対応が推奨です。


6. リフォームの優先順位と資金計画の立て方

優先順位の考え方:

  1. 内装(床・壁紙・天井) → 入居前に済ませたい

  2. ドアや窓 → 内装工事にあわせて

  3. 水回り → 使用状況を見て段階的に

  4. 暖房・給湯器 → 購入時にまとめて交換がおすすめ

資金計画のポイント:

  • リフォームローンは金利が住宅ローンより高め

  • 可能であれば住宅ローンに組み込んで一括で計画する方が安心

  • 長期的な視野で無理のない返済プランを立てましょう


まとめ:リフォームは「予算」と「順番」が命

住宅購入において、リフォームの計画は非常に重要です。
「あとからやればいい」は意外と難しく、結果的に費用も二重にかかることも。

購入と同時にリフォームを計画し、住みながらのストレスを最小限にすることが、満足度の高い住まいづくりにつながります。


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この記事が「リフォームってどこから手をつけたらいいの?」という悩みのヒントになれば嬉しいです。
またお会いしましょう。本気不動産の佐藤でした!