【要注意】インターネットバンクの住宅ローンに潜むリスクとは?現場で見たリアルな注意点を解説 | 佐藤竜志 オフシャルブログ

佐藤竜志 オフシャルブログ

はじめまして
不動産業20年以上の経験から、不動産に関することはもちろん
相続や終活、建築・リフォームのことなど知っていることをお伝えします
日々の出来事や営業職についてなど、楽しみながら発信してゆきます

こんにちは、不動産の現場から本音で語る「本気不動産」の佐藤です。

今日は**「インターネットバンクの住宅ローンって実際どうなの?」**というテーマでお話しします。

金利が安くて、手続きもオンラインで完結できる。
そう聞くと、つい「お得そう!」と飛びつきたくなる気持ち、すごく分かります。

でも、実際にはちょっと待った。
現場でお客さまとやり取りしていると、インターネットバンクの住宅ローンには意外な落とし穴があるんです。


「審査通過=借りられる」じゃない?実は難しい借入れ

インターネットバンクって、審査がネットでサクッとできて簡単そうに見えますよね?
でも、実際に借入れまでたどり着けないケース、意外と多いんです

なぜかというと、インターネットバンクの審査って、物件情報が軽視されがちなんですよ。
たとえば、「審査通った!」と安心してたら、あとで「この物件は対象外です」と言われるケースも…。

なので、地元の金融機関と併用して審査を進めるのが鉄則
いざという時に融通が利くのは、やっぱり対面で話せる地元の銀行さんです。


借入額、減らされるかも?地域密着型じゃない落とし穴

ネット銀行は全国対応の強みがある反面、不動産の「評価」に弱い面もあります

物件の評価って、実際に現地を見たり、地域の市場を理解してることが重要。
でもインターネットバンクには支店がないから、評価が甘くなったり、逆にシビアになったりします。

結果として、「事前審査は○○万円OKだったのに、本審査では減額された…」ということが起こります。
補うために自己資金を多めに用意する必要が出ることも。


「安い金利」の裏に隠れたコストとは?

ネット銀行の最大の魅力、「低金利」
でも、これにもカラクリがあることをご存じですか?

実は、保険料や保証料が別途必要になることが多いんです
表面的な金利だけで比べると安く見えても、トータルで見ると地元銀行と大差ない…なんてことも。

ちゃんと**「実質金利」で比較することが大事**です!


「困ったときに誰にも聞けない」オンライン手続きの難しさ

ネット銀行には窓口がありません。
だから、何か分からないことがあったとき、電話かメール、もしくはチャットのみ。

初めて住宅を買う方にとっては、「今、自分が何の手続きをしてるのかよく分からない」状態に陥りがちです。

その点、地元の銀行なら担当者さんが手取り足取り教えてくれますよね。
この「伴走感」の差は、思ってる以上に大きいです。


「並行して審査を進める」が正解

結論から言うと、インターネットバンク一本に絞るのはリスク大

賢い選択は、ネット銀行と地元銀行の両方に審査を出しておいて、最終的にベストな条件の方を選ぶことです。

これなら万が一減額された場合でも、もう一方でカバーできる可能性があります。
リスクを分散しながら、最も有利な条件で住宅ローンを組むことができます。


実際に使っている人の傾向は?

インターネットバンクを利用している人って、比較的年収が高くて、自己資金に余裕のある方が多い印象です。
だから、たとえ減額されても自分でカバーできるんですよね。

逆に言うと、自己資金に不安がある方や、初めての住宅購入の方には少しハードルが高いかもしれません


まとめ:ネット銀行の住宅ローン、使うなら「併用」が鉄則!

インターネットバンクの住宅ローンは確かに魅力的です。
でも、それは正しく仕組みを理解し、地元金融機関との併用を前提にすればこそ

「ネットで完結できて便利そう!」という表面だけを見て選ぶと、
後から「あれ?話が違う…」ということになりかねません。

本気でマイホームを考えているなら、ローンも本気で選びましょう。


ご相談はお気軽にどうぞ。
現場のリアルな情報を元に、あなただけの最適なローン選びを一緒に考えます。

それではまた!

 

 

— 本気不動産・佐藤