【不動産屋が本音で語る】嫌われるお客さんの特徴と信頼される接し方とは? | 佐藤竜志 オフシャルブログ

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はじめまして
不動産業20年以上の経験から、不動産に関することはもちろん
相続や終活、建築・リフォームのことなど知っていることをお伝えします
日々の出来事や営業職についてなど、楽しみながら発信してゆきます

こんにちは、不動産業界で本気で仕事してる佐藤です。

今日はちょっと辛口に、不動産営業マンの立場から「正直、こういうお客さんはキツい…」という話をさせてもらいます。ただね、これはお客さんを悪く言いたいわけじゃないんです。お互いに気持ちよく、そしてスムーズにいい物件に出会ってもらうために知っておいてほしい“業界のリアル”なんですよ。


知識アピールは逆効果!知らないことは素直に聞こう

たまにいらっしゃるんですよ、「自分、不動産に詳しいです」って感じの人。でもね、正直に言うと、それが裏目に出ることが多いんです。

僕たち不動産屋は毎日現場にいて、法改正から地域の相場までリアルタイムで追ってます。ネットでちょっと調べた程度の知識で勝負されると、逆にこっちが「この人、大丈夫かな?」って思っちゃう。知ってるふりするよりも、「これってどういう意味ですか?」って聞いてくれる方が、何倍も信頼できるんです。


「お客は神様」的な態度、やめましょう

これはマジで大事。不動産業界って、ただの“もの売り”じゃないんです。僕らはコンサルタントとして、情報提供と提案に対して対価をいただいてるんですよ。つまり、対等なパートナーなんです。

横柄な態度を取られたり、「お金払うんだから全部やって当然でしょ?」って言われると、気持ちも下がりますよね。信頼関係があってこそ、僕らも「よし、じゃあこの人のために一番いい提案をしよう!」って本気になれるんです。


値引き交渉はNG!?仲介手数料のカラクリ

「ちょっと安くなりませんか?」って聞かれること、あります。賃貸だとたまに通るんですが、売買では基本的に難しいんです。

理由は簡単で、売買に関しては広告料などの“裏の収入”がないんですよ。仲介手数料が唯一の報酬。ここを削っちゃうと、正直「この案件、力入れられないな…」ってなっちゃう。だから値引きよりも、「正当な対価を払うから、その分いい提案をして」ってスタンスの方が、お互いにハッピーになれるんです。


プライバシーは大事。でも、ある程度は教えてほしい

年収や自己資金の話、聞かれると構えちゃいますよね。でも、住宅ローンの提案や物件選びをする上で、この情報ってめちゃくちゃ大事なんです。

ざっくりでもいいので、方向性を教えてくれれば、無理のない予算内でベストな提案ができます。「なるべく秘密にしたい」という気持ちもわかりますが、信頼してもらえると、僕たちもその期待に応えたくなるんですよ。


初対面の「ため口」は距離感バグります

ため口が悪いとは思いません。でもね、やっぱり初対面でいきなりフランクに来られると、「この人、本気で物件探してるのかな?」って不安になることもあります。

まずは敬語でスタートして、関係が深まったら自然と砕けてくるくらいがちょうどいいです。これは不動産に限らず、どのサービス業でも一緒ですよね。


感情の波はコントロールしよう

家を買うって、大きな買い物です。不安やストレスがあるのも当然。でも、その感情が前面に出すぎると、僕たち営業マンも「この人、今日は提案しにくいな…」と感じてしまいます。

不機嫌なときは、「今日はちょっと疲れてて…」って一言くれるだけでも、こっちの対応が全然変わります。お互いに気持ちよく話すために、ちょっとだけ意識してみてください。


営業マンは“敵”じゃない。信頼関係が一番大事

信じてもらえないって、実は結構つらいんです。もちろん嘘をつくような営業マンがいるのも事実。でも、誠実にやってる人もたくさんいる。僕は、本音で話して、本気で提案したいんです。

あと、「差し入れしたら気に入られるかな?」って気遣いもありがたいけど、それよりも「正直この物件ピンとこないです」ってフィードバックの方が何倍もありがたい。営業マンの8割は雑談、2割が真剣な提案っていうくらい、コミュニケーション命の仕事なんです。


まとめ:不動産探しは“信頼と対話”がカギ!

嫌われる行動って、突き詰めると「信頼関係が築けない行動」なんですよね。逆に言えば、ちゃんと敬意を持って、オープンに接してくれるだけで、こちらも全力で応えたくなります。

これから物件を探す方、あるいは売却を検討してる方。ぜひ、「信頼されるお客さん」になってください。そうすれば、不動産屋も“本気”であなたに向き合ってくれるはずです。