住宅修繕の基本:家を長持ちさせるためのポイント | 佐藤竜志 オフシャルブログ

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はじめまして
不動産業20年以上の経験から、不動産に関することはもちろん
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こんにちは!不動産屋の佐藤です。今回は、住宅の修繕についてお話ししたいと思います。家を所有していると、修繕やメンテナンスの重要性を実感する場面が少なからずありますよね。適切な修繕は、家の寿命を延ばし、資産価値を守るうえで欠かせません。
今日は以下の項目に分けて詳しく解説しますので、ぜひ最後までお読みください!


1. 修繕のサイクルを知ろう

住宅の部位によって修繕が必要になるタイミングは異なります。以下は一般的な目安です:

  • 屋根:8~20年(材質による)
  • 外壁塗装:8~15年
  • 給湯器:10~20年
  • 配管:20~30年
  • フローリング・壁紙:10年ごとに交換や張り替え推奨

修繕を計画的に行うことで、急な出費を抑えたり、大規模なトラブルを防いだりできます。新築で購入した場合でも、購入時に修繕の時期を頭に入れておくと安心です。


2. 点検の仕方:どこをチェックすればいい?

修繕の第一歩は点検から始まります。普段の生活の中で以下のポイントをチェックしてみてください:

  • 屋根・外壁:ひび割れや色褪せ、雨漏りの有無
  • 配管:水漏れや詰まりがないか、錆びていないか
  • 窓・サッシ:隙間風や結露の跡
  • 室内設備:給湯器やエアコン、換気扇の動作確認
  • 床や壁:剥がれやシミ、きしみ音

専門的な部分はプロにお願いするのが安心ですが、日常的に目につくところを確認するだけでも、修繕時期を見極める助けになります。


3. 修繕にかかる費用の目安

修繕費用はケースバイケースですが、大まかな目安を押さえておくと便利です。

  • 屋根の修繕・交換:20~100万円(材質や面積による)
  • 外壁塗装:80~200万円(状況により張り替え)
  • 給湯器交換:20~35万円
  • 配管交換:50~100万円
  • 床や壁の張り替え:1㎡あたり1~2万円

予算に応じて、必要な箇所から優先順位をつけて修繕を進めましょう。定期的に修繕積立金を設定しておくと、いざというときに困りません。


4. 修繕をしないことのデメリット

修繕を怠ると、次のようなリスクが高まります:

  • 資産価値の低下:売却時に買い手がつきにくくなる
  • 生活の不便さ:雨漏りや故障によるストレス
  • 修繕費用の増大:小さな問題が大きなトラブルに発展し、費用がかさむ

例えば、外壁のひび割れを放置すると、そこから雨水が侵入して建物の内部が腐食することもあります。早めの対処が肝心です。


5. まとめ:計画的な修繕で安心な暮らしを

住宅の修繕は手間も費用もかかるため、ついつい後回しにしがちです。しかし、適切な時期に修繕を行うことで、家の寿命を延ばし、快適な暮らしを維持できます。

不動産のプロとして、私たちは修繕に関するご相談も受け付けています。修繕計画を立てたい方や、どこをどう点検すればいいかわからないという方は、ぜひお気軽にご相談ください!