創作ゲーム「ポーカード・トリック」のルール紹介 | ドミッチの創作ゲーム

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ドミッチ(domi)の考案した創作ゲームを紹介するブログです。
こちらに紹介したゲームは自由に遊んで頂いて構いません。

皆さん、こんにちは。ドミッチです。

 

今回は久しぶりの創作ゲーム「ポーカード・トリック」のルールを紹介します。

トリックテイキングのシステムとポーカーの役作りと花札の八八の出降りとをごちゃ混ぜにしたゲームとなっています。

トランプ1組と得点チップがあれば遊べますので、どうぞ気軽に遊んでみてください。

 

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創作ゲーム「ポーカード・トリック」   by ドミッチ

 

プレイ人数 2~7人 4人以上を推奨

プレイ時間 30~60分程度

道具    トランプ1組 ジョーカー2枚を含む54枚

      得点チップ 一人30点分

あると便利 ディーラーを表示するマーカー(ディーラーマーカー)

      トリックのリードを表示するマーカー(リードマーカー)

 

目的    ゲーム終了時点で最も得点チップを獲得すること

 

プレイの手順

 

<宣言フェイズ>

・適当な方法でディーラーを決め、ディーラーマーカーを前に置く

・ディーラー役は各プレイヤーにカードを伏せて7枚配る

・ディーラーの左隣のプレイヤーから始める

・プレイヤーは配られた手札を見て今回のディールに「出る」か「降りる」かの宣言する

・「出る」と宣言したらカードをそのまま保持する(デクレアラー)

・「降りる」と宣言したら7枚のカードを裏向きのまま場に捨てる

・更に1ポイントのチップを場の中央に支払う(降り賃)

・降りた人は、今回の勝負(ディール)には参加しない

・宣言するプレイヤーが左隣に移って同様に処理していく

・最後にディーラーが宣言し、宣言フェイズを終える

・もしデクレアラーが一人だけの場合、トリックプレイは行わない

・その人が降り賃を全て獲得し、次のディールに移る

 

<トリックフェイズ>

・デクレアラー達だけがトリックフェイズを行う

・デクレアラーは全員、7枚のうち2枚を選んで自分の前に伏せておく

・伏せた2枚はいつでも再確認してもよい

・手札は5枚となり、この5枚でトリックテイクを行う

・デクレアラーのうち最初に「出る」と宣言した人から始める(スターター)

・トリックはマストフォローが基本

  スターターは手札からカードを1枚選んで表向きで場にだす(リード)

  左隣のデクレアラーはカードを1枚選んで表にして場に出す

   もしリードされたスートを持っていたらそのスートのカードを出す(フォロー)

   持っていなければどのスートのカードを出してもよい(アンフォロー)

  以降、同様に左隣のデクレアラーが順に1枚選んでカードをだす

  デクレアラー全員がカードを1枚づつ出したら1トリックが終了する

  リードと同じスートの中で最も大きい数字をだした人がトリックに勝つ

  アンフォローの場合は仮に大きい数字であってもトリックには勝たない

  勝った人はそのトリックでプレイされたカードを獲得する

{例外}2枚あるジョーカーはメイフォローで切り札である

  もしリードスートを持っていてもジョーカーはプレイ可能(メイフォロー)

  ジョーカーは切り札の扱い(フォローのスートより強く、トリックに勝つ)

  ジョーカーがリードされたらどのスートでも出せるがジョーカーに負ける

  ただしジョーカーが同じトリック内で2枚プレイされたら後出しが勝つ

・トリックに勝ったら獲得したカードを表にして自分の前に並べておく

・次のトリックのリードはスターターの左側のプレイヤーに移る

 (直前のトリックに勝った人ではないことに注意)

 (リードマーカーを渡すようにすると間違えにくい)

・以降、リードは順次左隣に移っていく

・人数によってはリードが1周して2回目のリードをする事もある

・5トリックをプレイして全員がカードを出し終わったら得点計算にはいる

 

◆プレイのイメージ写真◆

 獲得したカードを自分の前に並べる

 各自2枚のカードが伏せてある

 7人プレイで4人がデクレアラーで3名が降りている状況である

 中央には降りた人が支払った降り賃3チップがある

 ジョーカーはリードされたスートに関係なく勝つ

 右側のプレイヤーは見えている範囲で4のワンペアが出来ている

 さらに5を獲得するか伏せた2枚にあればストレートが出来る

 左側のプレイヤーはスペードをもう1枚獲得するか伏せてあればフラッシュになる

 上側のプレイヤーはトリックに勝っていないので、降り賃3チップを獲得できるかもしれない

 

<得点計算フェイズ>

{トリックポイント}

・トリックに1回勝ったら1ポイント(3トリック取ったら3ポイント)

・ただしジョーカーで勝ったトリックは0ポイント

{ポーカーポイント}

・先に伏せておいた2枚と獲得したカードとを任意に組み合わせてポーカーの役を作る

  ワンペア       =1ポイント

  ツーペア       =2ポイント

  スリーカード     =3ポイント

  ストレート      =3ポイント

  フラッシュ      =3ポイント

  フルハウス      =4ポイント

  フォーカード     =5ポイント

  ストレートフラッシュ =6ポイント

・ジョーカーは役の組み合わせに使用できない(いわゆるオールマイティではない)

・役は上記のなかから最も高いポイントの役を一つだけ選択する(複合しない)

・トリックポイントとポーカーポイントは加算される

  2トリック勝って、ストレートが出来ていたら2+3で5ポイント

 

<精算フェイズ>

・トリックに1回も勝たなかったプレイヤーは降り賃のチップを獲得する

 勝たなかった者が複数名いた場合は均等に分け、余った端数は場に残しておく

・ジョーカーで勝って0ポイントの場合でも、トリックに勝ったものとして扱う

・ポイントが決まったら、トリックプレイに参加したデクレアラー同士で差額をやりとりする

 {例}  

「3pの人」は「1pの人」から2チップ貰い、「4pの人」には1チップ支払う

・最も高ポイントの人が場にある降り賃を獲得する(無い場合もある)

・同ポイントが複数名いた場合はポーカーポイントの大きい人が降り賃を獲得する

・それも同じ場合はスターターにより近い回り順の者が獲得する

・デクレアラー相互の精算が終わったらディーラーが左隣に移り次のディールを行う

 (ディーラーマーカーがあれば、マーカーを左隣に渡す)

 

<破産>

・得点チップが無くなったら破産とし、以降のゲームには参加できない

・チップを支払いきれない場合は破産者の左隣りから優先的に精算する

・破産者のチップが無くなった時点で以降の支払いは行わない

 

<ゲームの終了>

・ゲーム前に下記の条件をあらかじめ決めておき、その条件になったら終了する

 〇時間を決めておき、その時間が来たらそのディールで終了する

 〇ディール数を決めておき、そのディール数になったら終了する

 〇破産の人数を決めておき、破産者がその人数になったら終了する

・終了時点で最もチップを多く獲得した人が勝利となる

 同点の場合は引き分け