「カルメラ」(カルカソンヌ神経衰弱)のルール | ドミッチの創作ゲーム

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ドミッチ(domi)の考案した創作ゲームを紹介するブログです。
こちらに紹介したゲームは自由に遊んで頂いて構いません。

「カルカソンヌ神経衰弱」略して
 
「カルメラ」
 
(カルカソンヌメランコリー)
 
イメージ 1

 プレイ風景









■人数
2~10人位まで
 
■時間
30~50分程度
 
■用意するもの
・ボードゲーム「カルカソンヌ」1セット
・人数分の色のミープル(5人ならば5色)x4個程度
 得点マーカーとして判れば、必ずしもミープルでなくても構いません。
 
■はじめに
「カルカソンヌ」とは世界遺産にも登録された南フランスの城塞都市で、それをモチーフにしたのがこのボードゲームです。詳しくはWikiをご覧ください。
 
 
ある程度カルカソンヌの遊び方を知っているとより楽しめると思います。
 
■目的
ゲーム終了時に最も得点が多かった人が勝ち
 
■準備
全員がミープルを2個受け取ります。全員が違う色にします。
それぞれ得点ボードの0マスにミープルを1個置きます。
もう1個のミープルは手元に置きます。
スタートタイル(後述)を1つ受け取ります。
スタートタイルはタイルの1辺が都市で道が1本のタイルです。
(裏が黒い「本来の」スタートタイル以外も使用します)
「曲がった道」のタイルを含めてランダムに選んでください。

イメージ 2(スタートタイルの種類)


残ったタイル全てを裏返して良く混ぜてください。
裏のタイルは綺麗に並べても、乱雑に置いても構いません。
 
■ゲームの開始
ジャンケンでスタートプレイヤーを決めます。以降、手番は時計回りに進みます。
手番プレイヤーは裏向きのタイル1枚をめくり、表にします。
この時、タイルは全員に見えるようにして下さい。
続けてもう1枚のタイルを表にします。

2枚のタイルが違うタイルだったら、そのタイルを裏返して手番が終わります。
左隣のプレイヤーに手番が移ります。

2枚のタイルが一致したら、その2枚のタイルを獲得できます。(特殊ルールあり)
都市の紋章有無は問いません。紋章のある都市とない都市でも形が一致ならOKです。
獲得した場合は続けてもう一度手番を行うことができます。
 
■獲得したタイル
獲得したタイルは即座に自分のタイルに接して配置しなければなりません。
配置のルールは「カルカソンヌ」のルールに従います。
配置できない場合は、脇に置いておきます。

タイルを配置出来たら、その配置したタイルにミープルを置くかどうかを決めます。
2枚獲得した場合は、まず1枚目を配置してミープルを置くかどうか判断し、次に2枚目を配置してミープルを置くかどうか決めるようにします。(3枚以上の場合も同様)
「カルカソンヌ」同様、都市や道などが完成していればミープルは手元に戻ります。
未完成の建造物は完成するまで、平原に配置したミープルは最後まで戻ってきません。
 
■ミープルによる得点
都市や道が完成するなど、ゲームの途中でミープルによる得点が生じた場合は得点ボードのミープルを動かして得点を表示して下さい。
 
■1枚だけのタイル
同じタイルの枚数は偶数でない場合がありますので、特殊ルールがあります。

・もともと1枚しかないタイル(十字路や全面城塞のタイル)
・残り枚数が1枚となったタイル
 (3枚のうち2枚が既に獲得され、残り1枚となったタイルなど)

これらのタイルを引いたら手番は終了しますが、そのタイルは獲得することができます。
1枚目に捲った場合でも2枚目以降に捲った場合でも、そのタイルを獲得して終わりです。
獲得したタイルは配置して、ミープルを置くことができます。

タイルの残り枚数が1枚かどうかの判定は難しいですが、ルールブックのタイル枚数を参考にして下さい。

カルカソンヌの全タイル枚数は以下の通りです。

イメージ 3

 
■チャレンジ
カルカソンヌには3枚以上あるタイルがありますので、一気に捲るチャンスがあります。

2枚のタイルが一致した場合、3枚目を捲るチャレンジをすることができます。
チャレンジしなければ2枚のタイルを獲得し、配置してから続けて手番を行います。
「チャレンジ」を宣言したら、一致した2枚を表にしたままもう1枚を捲ります。
もし捲ったタイルが違っていたら、その3枚を裏返して手番が終わります。
一致していた2枚のタイルは貰えません。

もし3枚目のタイルも一致していたらチャレンジ成功です。
成功報酬として、その3枚を獲得すると同時にミープルを1個追加で貰う権利を得ます。
そこで止めれば確定し、タイル3枚とミープル1個を獲得し、配置して手番を続けます。
いま獲得したミープルも置くことができます。

3枚一致した時点で、4枚目にチャレンジすることも可能です。
4枚一致すれば更に追加でミープルを1個、合計2個貰えます。
5枚以降も同様にミープルが追加で貰えます。
いずれの場合もチャレンジに失敗したら権利は全て失い、手番は隣に移ります。
 
■ゲームの終了
すべてのタイルが獲得されたらゲームの終了です。得点計算に入ります。
 
得点の計算方法
スタートプレイヤーから順番に得点を計算します。

・自分のタイル上にあるミープルによる得点
 通常のカルカソンヌのルールに従って得点します。
・自分が獲得したタイルの枚数1枚あたり1点
 獲得時に配置できなかったタイルも1点と数えます。

得点ボードのミープルを動かして集計してください。
 
■勝利
全員の集計が終わり、得点ボードのミープルが最も進んだプレイヤーの勝ちです。
 
■オプションルール
タイルを配置する場合、他人のタイルに配置することも出来ます。
タイルの1点は与えることになりますが、配置したタイルにミープルを置けます。
完成が近い建造物などにミープルを置いて得点を横取りすることが出来ます。
 
■あとがき
基本は「神経衰弱」ですので、神経衰弱そのものの楽しさはあります。その楽しさに「カルカソンヌ」のテイストを追加したゲーム、と考えて頂ければ良いと思います。
基本ルールでちょっと物足りないと思われたら、是非オプションルールで遊んでみてください。意地悪度が倍増します。()