パーティゲーム「ベストキャスティング」のルール | ドミッチの創作ゲーム

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パーティゲーム「ベストキャスティング」のルール

アニメの実写版を造りましょう、というゲームです。
さて誰を配役(キャスト)にしましょうか?
誰も思いつかないけれど、皆が納得できる配役を考えましょう。

■用意するもの
メモ用紙・筆記用具×人数分、ホワイトボードなど記入できるもの

■人数
5~30人程度 最低1人はマスターとなり、集計やゲームの進行役になります。
人数が多い時は2~3人でマスターをやると良いかも知れません。

■ゲームの目的
ゲーム終了時にもっとも得点を稼ぐこと。

■テーマの決定(アニメの選定)
・あらかじめ全員にメモ用紙数枚と筆記具を配ります。
・あるアニメ、マンガなどを一つ選びます。
・例として日本を代表するアニメ「ドラえもん」を実写化するとします。
・そのアニメの登場人物を3~5名程度選びます。
・たとえば「のび太」「しずか」「スネ夫」「ジャイアン」「ドラえもん」の5キャラとします。
・この5キャラそれぞれを実在の人物が演じるとしたら誰が良いかを参加者は考えます。
・人物を選ぶ事を「キャスティング」と呼びます。

■人物の選定(キャスティング)
・実在の有名人なら俳優でなくてもOKです。(タレント、歌手、スポーツ選手、政治家など)
・身近な知り合いなど、広く一般に知られていない人は除外してください。
・架空の人物や別のアニメのキャラなどはダメです。
・実在した方なら物故者でも大丈夫ですが、少なくとも写真が残っている人物までとしてください。(今はCGが発達してますから)
・ネット検索などで調べて記入しても構いません。

■キャスティング用紙の提出
・決まったらキャスティング用のメモ用紙に自分の名前、キャラ名と人物名を下記のように記入してマスターに渡します。
・たとえば 「のび太」=「大野智」、「しずか」=「橋本環奈」・・・「ドラえもん」=「マツコデラックス」などのように記入します。
・自分が選んだ人物を忘れないように別のメモに控えておいてください。
・全員がキャスティングを終え、投票メモをマスターに渡したら、マスターは集計に入ります。

■集計の方法
・マスターは参加者に見えないように、各キャラクター毎に集計します。集計の間、参加者には待機して貰うことになります。
・まず「のび太」にキャスティングした人物名をメモなどに列記します。
・同じ人物名を書いた人が複数いた場合でも、人物名は1人として数えます。
・たとえば6人のキャスティングの内、「大野智をキャスティングした人が3人」「松本潤が2人」「桜井翔が1人」いたとしても、列記するのは「大野智、松本潤、桜井翔」の3人物のみです。
・人物名の横にキャスティングした人数を「正」の字などで記入しておきます。(後で発表します)
・5キャラ分の集計が終わったら、人物名の発表に移ります。

■人物名の発表
・マスターはまず「のび太」にキャスティングした人物名を読み上げます。
・読み上げるのは、先の例でいうと「大野智、松本潤、桜井翔」だけです。
・何人がキャスティングしたかは言わないでください。(後のキャストポイントのところで発表します)
・読み上げた人物名はホワイトボードなどに記入して、人物名が全員から見えるようにすると良いでしょう。
・マスターの他に板書をする人がいてくれるとスムーズに進行します。
・板書役の人は参加者でも構いません。人名に詳しい人や字の綺麗な人が適任です。

・<演出>人物名を読み上げたら多少寸評などを交えるといいでしょう。参加者がヤジを飛ばすのもOKです。
・全ての人物名を読み上げたら、参加者の投票に移ります。

■投票の方法
・参加者は1人3票を持っています。
・まず自分が記入した人物名に1票を入れてください。誰を記入したか覚えておいてください。
・その他に、この人物こそこの配役に相応しいと思う人物を2人選びます。
・得点のコツは他の参加者も選びそうな人物を選ぶことです。
・メモに上記の3人の人物名を記入しておきます。

■投票の集計
・マスターは先ほど読み上げた人物名を再び順に読み上げます。
・その人物に投票した参加者は挙手してください。
・マスターはその人数を数え、人物名の脇に数値を記入します。
・「大野智」に手を挙げた人が5人いたら「大野智=5」などと記入していきます。
・全ての人物名を読み上げ、投票者数を記入します。

■投票ポイントの獲得
・投票者数を数えて、上位3人の人物名を決めます。
・1位の人物名に投票した参加者は全員3点獲得します。
・2位の人物名に投票した参加者は全員2点獲得します。
・3位の人物名に投票した参加者は全員1点獲得します。
・4位以下への投票は無得点です。
・1位タイ、2位タイ、3位タイでも得点はそれぞれの点を獲得します。
・参加者は獲得したポイントをメモに控えてください。

■キャストポイントの獲得
・次にキャストポイントを決めます。
・基本的に人物名への投票数が得点となり、その人物名をキャスティングした人に得点が入ります。
・マスターは順に人物名を読み上げ、その人物に何人がキャスティングしたかを発表していきます。
・人物名をキャスティングした人が1人だけなら投票数が得点です。
・3票だったら「○○さんは3点です。メモに得点を書いておいてください」などとアナウンスします。
・人物名をキャスティングした人が複数いた場合は、得点をその人数で割ります。
・端数は切り上げします。
・たとえば、「大野智」を人物名にキャスティングした人が3名、「大野智」に投票した人が8名いた場合。
 8÷3=2.66・・ 切り上げで3点を3人がそれぞれ獲得することになります。
・挙手の投票数が集まっても、その人物をキャスティングした人が沢山いると得点は低くなってしまう訳です。
・マスターは「この人物名をキャスティングした人は誰ですか?」とアナウンスします。
・キャスティングした人は挙手をして、それぞれ得点をメモに控えてください。
・これを人物全てについて行います。

・<演出>一番投票を獲得したのが大野智にきまったら、マスターは「これでのび太は大野智が演じる事となりました」などと宣言してください。
・トップタイがいたら「のび太は大野智と松本潤のダブルキャストとなりました」でもいいでしょう。

■ゲームの進行
・続いて「しずか」、「スネ夫」・・と順に進めてください。
・最後のキャラは得点2倍とします。投票ポイント、キャストポイント全て2倍にしてください。
・最後のキャラ「ドラえもん」まで終わったらゲーム終了です。
・<演出>それぞれの配役が決まったら「ドラえもん実写版のキャストが全て決まりました」などと盛り上げてください。

■優勝者の発表
・全ての得点を合計して最も高得点の人が勝ちとなります。
・マスターは点数を読み上げていきます。最初は10くらいから、11、12、13・・・とカウントアップします。
・参加者には手を挙げておいて貰い、自分の得点が読み上げた点数より下になったら手を降ろしてもらいます。
・最後まで手を挙げていた人が優勝となります。拍手で讃えましょう。

■キャスティングのコツ
・キャラクターに最適な人物をキャスティングしても、その人物を複数の参加者が選んでいたらキャストポイントの得点は低くなります。
・誰も思いつかないけれども、誰もが納得して投票してくれる人物を探しましょう。
・実際に芝居をするわけではないので、俳優でなくても構いません。むしろ俳優ではない方が良い場合もあります。
・投票ポイントも地道に得点を重ねる事が出来ますので、1位と思われる人物に投票をするべきです。

■進行のコツ
・マスターは司会進行も兼ねます。ゲームの盛り上げ役に徹してください。
・メモと筆記具だけでも出来ますが、専用の記入シートを用意してプリントして配ると良いでしょう。
・ホワイトボードがない場合は、人物名を何回か繰り返して読み上げてください。
・パーティゲームですので、賞品は豪華なものを用意してくださいね。

■おまけ
・先にブログに掲載したゲーム「ノーチェンジ」の元になったゲームです。
・このゲームの難点ですが、テレビを全く見ない人や子供さんの場合は人物名がなかなか思い浮かばないようです。
・お子さんの場合は親御さんと一緒になって考えるのも良いかと思います。