「ダイスダービー」のルール | ドミッチの創作ゲーム

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パーティーゲーム「ダイスダービー」

2016.11.30 一部ルールの追記・修正をいたしました。

■ご紹介■
 「ダイスダービー」は6種類のダイスとカップ、スコアシートと筆記用具があれば出来る、多人数向けパーティゲームです。ダービーの名前が付くとおり、競馬をモチーフとしたゲームで、馬券を買うだけでなく、馬主となって馬を走らせる(ダイスを振る)楽しみもあります。
 お酒の入ったパーティだと馬券の計算はちょっと面倒かもしれませんが、展開によってはかなり盛り上がることもあります。是非一度試してみてください。

<<ルール>>
■人数■
 最低6人から無制限まで。

■時間■
 ルール説明を含めて40分~1時間程度

■道具■
 4面体、6面体、8面体、10面体、12面体、20面体のダイスを各1個づつ
 ダイスを振るためのカップ6個
 人数分のスコアーシートと筆記用具 オッズを表わすもの(ホワイトボードなど)
 馬主用のイスとテーブル(6人が座れる分)


■ゲームの目的■
 4~6回程度レースを行い、馬券や賞金でお金を稼ぐこと。

■馬主の決定■
 馬主はレースの際に担当のダイスを振ることになります。馬主はレースに勝てば賞金が貰え、その賞金で馬券を購入することも出来ます。何よりもダイスの目で一喜一憂する楽しみ(?)があります。
 自分が担当したいと思うダイス4~20面体のうち1種類を選んで金額を入札します。各ダイス毎に金額を公表し、最も高い金額を記入した人がそのダイスを落札します。同額の場合はジャンケンなどで決めて下さい。
 落札者は馬主となり、所持金から落札金額をマイナスして下さい。残金で馬券を買うことは出来ます。
 馬主はそれぞれ異なるダイスを1個づつ持っています。ダイスの種類は4面体ダイス、6面体、8面体、10面体、12面体、20面体の6種類。従って馬主は6名必要です。馬主の方は会場の前に出てきてもらい、観客に向かって座って貰います。ダイスを振るためのテーブルを用意して置いてください。

■ハロンの進行■
 各馬主は同時にダイスを振り、最も目の小さい数字を出した馬(ダイス)一人が脱落します。
 これを合計5回繰り返して、最後に残った一人が1位となります。
 この1回1回を競馬用語にならって「ハロン」と呼ぶことにします。
 ダイスは小さい方から(4面体から)順にダイスの目を公表していきます。
 (全員が同時に振るルールでも構いません)
 もし数字が同じ場合は、より多面体のダイスが脱落します。(例:4面体と8面体が同じ「1」だったら8面体の脱落)
 全員の目を順に(または一斉に)オープンして一人の脱落が確定したら、残った5名で再びダイスを振ります。1ハロンと同様に最小の目の1名が脱落していきます。つまり振るたびに一人づつ脱落していく訳です。

■落馬ルール■
 ダイスを振る際、ダイスがカップから跳び出てしまったら、その人は落馬で失格です。ダイスの目に関わらずその回の脱落者となります。複数が落馬したらそのどちらも脱落です。
 最後に残った2人が同時に落馬したら、そのハロンはやり直してください。
 3人残ったうち2人が落馬したら、落馬していない人が1位で、落馬した2人が振りなおして2位を決めてください。

■馬券の購入■
 馬券は単勝と連勝複式があります。
・単勝=1位になると思う馬を予想し、掛け金をスコアシートに記入して下さい。(所持金からマイナスする)
 その馬が1位になれば、倍率(オッズ)に応じて配当金が受け取れます。外れた場合は掛け金を失ったままです。
・連勝複式=1位と2位になると思う馬を予想し、掛け金をスコアシートに記入して下さい。(所持金からマイナスする)
 掛けた2頭の馬が1位と2位(順番は逆でも可)に入れば、倍率に応じて配当金がもらえます。
 4ハロン目が終わった時点で連複は確定します。
 掛け金は所持金の範囲内で掛けられます。借金はできません。破産しないようにバランスよく掛けましょう。前のレースで受け取った配当金も次以降のレースで掛けることが出来ます。
 (オプションで借金可としてもかまいません。1万円貸しで返済は1万5千円とか・・・)
 単勝は1点買いまで、連勝複式は3点買いまでに限定すると良いでしょう。
 記入方法は別紙スコアシートを参照方。

■オッズ(倍率)■
 オッズ(倍率)はホワイトボードなどに記載するか、ボードが無ければあらかじめオッズ表を参加者に渡して置くと良いでしょう。
 枠順は4面体=1枠、6面体=2枠、8面体=3枠、10面体=4枠、12面体=5枠、20面体=6枠です。
 オプションルールとして各レースで最初の1ハロンで脱落した馬の倍率は1.5倍づつ上がるようにすると、後半のレースに高配当が期待できるようになります。
 2016年11月27日の記事にオッズ表を添付してありますので、参考にしてください。
 倍率の通常版はある程度まで確率を反映した倍率となっています。
 アルコールの席など計算が大変な場合もありますので、その場合は倍率を簡略化した簡易版のオッズを利用されると良いでしょう。

■馬主の賞金■
 各レースは1着と2着に賞金が出ます。馬主はその賞金で馬券を購入することが出来ます。
 また全レース終了後、もっとも賞金を稼いだ馬主には馬主賞を用意すると良いでしょう。

■表彰■
 あらかじめレースの回数を決めておきます。4~6レース程度はやった方が良いでしょう。
 最終レースの前に誰がどれ位儲かっているかを簡単に紹介しておくと、目標金額がより明確になります。
 全レース終了後、獲得金額に応じて表彰します。
 また馬主で最も賞金を稼いだ人には馬主賞を設けてください。
 馬主賞は単に獲得額ではなく「賞金総額から落札金額を引いた額」の多い人にする方法もあります。
 賞品の無いパーティゲームほど寂しいものはありません。賞品は沢山用意してください。(^^)

■進行■
 このゲームには司会進行役が必要です。ゲームを盛り上げるために色々な話術を駆使してください。(^o^)
 以下に大体の進行を例示しておきます。
1、スコアシートと筆記用具を配布し、ルールの説明をする。
2、馬主の入札をする。
「ではまず4面体から。一番高い金額を書いた人は? そちらが3000? こちらが3500ですので、こちらの方が落札です。前に出てきて下さい。次は6面体の・・・」という感じ。
3、レースの開始
「それではレースの開始です。第1ハロンを始めましょう。馬主の方は一斉にダイスを振ってください。ヨーイ、スタート!
はい、落馬はいませんね。では4面体からオープンしてください。どうぞ。4面体は『3』。なかなか頑張ってますね。次6面体はどうでしょう? 何とこちらも『3』です。今のところ6面体が脱落候補。次は8面体・・・」と言う感じ。
4、レースの決着
「単勝は6枠の20面体、連複は5-6で堅い本命で決着が付きました。当たった人はスコアシートに自分で配当金を記録してください。では次のレースに入る前にオッズの変更をします。最初に脱落したのが6面体ですので、2枠のオッズが少し上がります。より高配当になりますので、期待してください」という感じ。