2年後
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今日は東京に戻る日
俺はこの日にこだわった。
どうしてもこの日にしなくてはいけなかった。
昨日のうちに送別会などをしてもらった。
部長はもちろん引きとめてくれたが南条さんが「もう隼人くんいなくてもこの部署は大丈夫ですよ。私や新田さんが引っ張りますから。ね?隼人くん?」
南条さんとはこの2年で色々あったがこの話はまた別の機会に
そして駅には見送りに南条さん、新田さん、そして2年前道案内してくれた楠田ちゃん。
彼女は専門に進み春からうちの会社に来ることになっているという奇跡。
彼女と色々あっ他がここまで書くと俺が節操ないみたいになりそうだから割愛。
新幹線がもう出る時間になったから新幹線に乗り込みドアで振り向く
なんかとてもデジャブだがそうならないだろう。
南条「隼人くんまたね。たまにはこっちにも来なさいよね。」
新田「隼人くんお世話になりました。また飲みに行きましょう。」
楠田「大智さんまたお会いしましょう!!」
隼人「こちらこそお世話になりました。ついたら連絡しますね。また、機会がありましたら」
ここまでいったところでドアが閉まってしまった。
隼人(またか)
苦笑いでドアの向こうの3人に手を振る。
3人は笑いながら手を振ってくれた。
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東京駅に着いた。
南条さんにメールを一本送り僕が目指す場所は1つ
その前に荷物をホテルに置きにいこう
あらかじめ予約しておいたホテルに向かいチェックインを済ませ
部屋に荷物を置いてそして着替える。
さすがにTシャツジーパンはない。
早く行きたい衝動を抑え、この日のために用意したこの箱。ポケットに入れたこの軽くてもとても重い小さな箱を着替えたスーツにしまいこむ。
時計を確認するがまだ終わってないだろう。
希ちゃんからの情報で穂乃果ちゃんは短大に進んだと聞いたそして今日が卒業式だということもそしてこの卒業式が3月14日だということも。
世間ではホワイトデー男性が女性にお返しをする日
俺はその日に合わせて帰ってきた。
まだ時間もあることだから一度会社に行こう。
社長に挨拶をしないとな。
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本社
隼人「こんにちは」
社長「久しいな隼人くん、元気にしてたか」
隼人「おかげさまで元気にやってます。」
社長「そうか、しかし隼人くんも思い切ったことをしたな」
隼人「いえ、社長にもご迷惑をおかけしました。」
社長「いや構わないよ。君にはそれだけ多くのものをこの会社に残してもらったしな」
そう俺はこの会社を退社した。
多くのマニュアルを残し、新人教育者としてこの2年働き会社に大きな貢献をした。
そんなに大きなことをしたわけではないが会社にとって大きな利益が出たことに変わりなく。また別の場所に企業するときにも教育のために大きく関わり静岡社のようにならないようにと尽力を尽くした。
社長「ときに隼人くん君はどうしてこの仕事を辞めてしまうのかな?」
こういいながらも社長はニヤニヤとしている。
隼人「そんないたずらをした子どもみたいな顔しないでください。一世一代男の勝負ですよ。」
社長「そうか。」
このとき携帯に着信があった。
確認をするとメールが一件
中を確認して立ち上がる。
社長「いくのかね?」
隼人「はい終わったみたいなので」
社長「最後にひとつだけいいかな?」
隼人「はいなんでしょう」
社長「この会社を辞めて今後何をするのかね?」
隼人「今後次第です。あ、忘れるところでした。これ食べてください僕が作ったんです。お好きでしたよね?それでは失礼します。」
隼人が部屋を後にした後
隼人が置いていった箱の中には___
社長「これが君の答えなんだね。隼人くん」